早見優、反抗期の娘との壮絶バトル 訪れた夫婦2人の時間「散歩やお茶をしています」

今年デビュー40周年を迎えた早見優には2人の娘がいる。ともに大人へと成長し、間もなく社会へと羽ばたいていく時期に差し掛かった。早見にとって母親になってからの20年間は、学びの20年でもあったという。同時に子育てがひと段落し、夫との時間にも変化が訪れた。そんな最近の生活について紹介してもらいながら早見優の“オフの顔”に迫ってみた。

2人の娘は大人へと成長した【写真:荒川祐史】
2人の娘は大人へと成長した【写真:荒川祐史】

子育てを通して誰かに頼ることの大切さを学んだ

 今年デビュー40周年を迎えた早見優には2人の娘がいる。ともに大人へと成長し、間もなく社会へと羽ばたいていく時期に差し掛かった。早見にとって母親になってからの20年間は、学びの20年でもあったという。同時に子育てがひと段落し、夫との時間にも変化が訪れた。そんな最近の生活について紹介してもらいながら早見優の“オフの顔”に迫ってみた。(取材・構成=福嶋剛)

 うちは今年21歳と19歳の娘が2人います。子育てはようやくひと段落して、振り返ってみたらあっという間でしたね。毎朝ちゃんと6時に起きてお弁当を作っていましたけど、今は「いったいどうしちゃったんだろう?」っていうぐらい、朝7時になっても全然起きれないんです(笑)。

 娘たちの性格はビックリするくらい違いますね。思春期だった頃は長女は反抗期があって、次女はありませんでした。「いつからこんなに生意気なことを言うようになったの!」って長女と私の“母娘のバトル”は結構激しくて、ケンカが始まるといつもパパは怖いと言って自分の部屋に帰っていきました。下手に仲裁なんてしたら大やけどしますからね(笑)。

 でもそれだけ瞬間的にうわーっとケンカをしていたのに5分後にはカラッと晴れて、お互いに全然違う話をしていることもよくありました。ケンカしていたことさえ忘れて長女が大好きだったアメリカのシンガーの歌を私と一緒に歌っていたり(笑)。きっと私と長女の性格は似ているのかもしれませんね。

 でも思春期が終わると本当に悪い夢から目が覚めたように「あれ? 機嫌がいいなあ」ってガラッと変わるんです。娘も「私に反抗期なんてあったかしら?」って言ってます(笑)。思春期って小さかった子どもが1人の大人として成長していくために必要なことなんだと改めて学びましたし、お互いに歩み寄るという大切な時期だったんですね。

 娘が小さい頃は、仕事と子育ての両立はやっぱり大変でした。「ママ、仕事に行かないで!」って泣かれたりすることもよくありましたし、そんな時ときは、「私も小さい頃は仕事をしていた母と祖母に育てられたんだよ」と2人に話したり、仕事のない日は一緒に過ごす時間を大切にしていましたね。

 当時はベビーシッターさんやママ友にもいっぱい助けてもらいました。今まで全部自分でやれると思っていたことも子どもができると1人じゃできないことばかり。人を頼ったり、お願いすることがどれだけ大切なことなのかに気が付きました。そうやって助けてもらった分、いっぱいお友達ができましたし、自分の世界も大きく広がりました。誰かに頼ることで人間関係が成り立っているだって子育てを通して学んだ時期でしたね。

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