佐藤流司は2.5次元作品の第一人者 空手の東北王者になった過去、家族愛と得意料理

ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」、「刀剣乱舞」などの作品に出演してきた俳優の佐藤流司が、7日スタートのBS-TBS連続ドラマ「シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」(毎週木曜、午後11時)に主演する。同作は、佐藤が演じる主人公が仲間と続けている「インスタントラーメンアレンジ部」の活動を中心とした物語。放送開始前に、佐藤はENCOUNTに自身の得意料理、作品でも表現されている家族愛などを語った。

自身が“尊敬する人”を明かした佐藤流司【写真:舛元清香】
自身が“尊敬する人”を明かした佐藤流司【写真:舛元清香】

「シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」で主演

 ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」、「刀剣乱舞」などの作品に出演してきた俳優の佐藤流司が、7日スタートのBS-TBS連続ドラマ「シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」(毎週木曜、午後11時)に主演する。同作は、佐藤が演じる主人公が仲間と続けている「インスタントラーメンアレンジ部」の活動を中心とした物語。放送開始前に、佐藤はENCOUNTに自身の得意料理、作品でも表現されている家族愛などを語った。(取材・文=西村綾乃)

 漫画、アニメ、ゲームなどを原作とした「2.5次元」の舞台作で第一人者になった佐藤が、オリジナル脚本の連続ドラマに主演する。演じるのは、24歳のウェブライター・諒太。週替わりで、「インスタントラーメンアレンジ部」のメンバーたちと“映える”インスタントラーメンのアレンジレシピを考案し、SNSや動画でアップしてシェアしていく。佐藤が諒太のキャラクターを説明した。

「諒太は人よりも秀でている部分がない平凡な青年です。代り映えしない毎日の中で唯一楽しみにしているのが、大学時代に部長を務めていた『インスタントラーメンアレンジ部』の活動です。卒業後も当時の仲間6人と交代でレシピを交換しているんです」

 第1話では、父親と折り合いが悪い妹・葵(yukino)のために、父親が送ってくれた野菜を使ったレシピを披露する。「同じものを食べる」という経験は何気ない日常のように見えて、かけがえのない時間だと気付かせてくれる。

「俺は一人っ子で、これまで演じてきた役も弟キャラが多かったので、兄として守る存在がいるということが新鮮でした。人と人は些細なことでギクシャクしてしまうことがあるけれど、そういう誰にでもある経験がリアルに描かれている。演じていて共感できる部分です」

 父親とうまくいかない妹を持つ兄。役柄を理解して演じている佐藤だが、自身は尊敬する人を「父親」と明かした。

「反抗期もあったけれど、今年、28歳になりますし。この世界に入るか迷った時に、『普通の生き方をするな』と背中を押してくれました。人間としても、とても尊敬しています」

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