最上もが、シングルマザーの奮闘 育児で「誰にも頼れず感情がぐちゃぐちゃに」
モデルやタレントとしてマルチに活動を広げる最上もが(33)は、2021年5月に第1子女児出産を公表。シングルマザーとして子育てに奮闘している。この春に1歳を迎える長女との生活、悩みながらも前を向く“ワンオペ育児”について語ってくれた。
2021年5月に第1子女児出産を公表 ほとんどの育児・家事を1人でこなす日々
モデルやタレントとしてマルチに活動を広げる最上もが(33)は、2021年5月に第1子女児出産を公表。シングルマザーとして子育てに奮闘している。この春に1歳を迎える長女との生活、悩みながらも前を向く“ワンオペ育児”について語ってくれた。(取材・文=吉原知也)
「人生で初めて、心から愛おしいという感情を持っています」。文字通りの、満面の笑みだ。
日々の成長を実感しているといい、「笑ってくれるだけでうれしいですし、最近は娘が色々伝えようとしてくれるんです。何が嫌で何が好き、これがしたい、これはしたくない、本当に色んなことを伝えてくれます。甘えてもらえるとうれしいですし、機嫌が悪い時は何が原因なんだろ!って考えるのも面白くて。そんな毎日なんです」
ただ、母になって実感したのが、「睡眠不足」だそうだ。育児家庭の多くが経験しているだろう。「1人で朝から晩まで育児をしている方は少なからず『睡眠不足』の経験があるのではないかと思っています。自由に寝ることができない、自分の睡眠は優先できないということをもっと世の中の人に知ってほしいなと思うぐらいです(笑)。人間は寝ないと壊れてしまいます。睡眠がちゃんと取れないと、人間の感覚を狂わせてしまうというか、こんなことでイライラしちゃうんだというぐらい、人が変わったと思われても仕方ないぐらいになってしまいます。娘が新生児の頃は全然寝なくて、5か月ぐらいから夜泣きもひどくなって。10か月に入り、やっと少し収まってきています」と話す。
もう1つ大変なことがあるという。「あとは赤ちゃんに泣かれるときつくなっちゃうんです。たとえば、びっくりして泣いちゃう、とか人見知りして泣いちゃうっていうのは原因が明確に分かりますし、泣き声のトーンも分かりやすくて、それはとても可愛いんですが、夜泣きや、原因の分からないギャン泣きを長時間されると、かなり精神的にダメージを受けます。自分の子どもが泣いている時の泣き声は、お母さんにストレスを与える周波数なんだそうです。これは赤ちゃんが母親に気付かせる防衛本能なので仕方ないのですが、どうしても泣き声につらくなって、さらに寝不足で、誰にも頼れず感情がぐちゃぐちゃになってしまうこともあります」。
ほとんどの育児・家事を1人でこなしていると語る。「今日のような外に出るお仕事の日は、娘を母に預けて見てもらっていますが、それも月に多くて2回ぐらいです。それ以外は娘とほとんど一緒にいます」。