【RIZIN】クレベルはなぜ強いのか 被弾は想定済み、ピンチをチャンスに変える“自己分析力”
クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)を2R3分22秒、リアネイキッドチョークで下した。8か月ぶりの復帰戦で、強豪がひしめくフェザー級戦線のトップを走ることを改めて証明する試合でもあった。
佐々木の打撃を被弾しながらも、終わってみれば貫禄の勝利
格闘技イベント「SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd」(2022年2月23日、静岡・エコパアリーナ)金網マッチ、RIZIN MMAルール(66キロ、5分×3R)
クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)を2R3分22秒、リアネイキッドチョークで下した。8か月ぶりの復帰戦で、強豪がひしめくフェザー級戦線のトップを走ることを改めて証明する試合でもあった。
ヒヤリとする場面は何度もあった。1Rの佐々木の右フックやミドルキック。打ち合いの展開では何度も被弾していた。佐々木と対照的に静かに試合に入っていったクレベルは8か月ぶりの試合を「ちょっと体が緊張でちょっと大変。硬かった。それで地元ですごいプレッシャー」と振り返った。
会見で何度も口にした言葉があった。
「パンチ当たったのはしょうがないな」
クレベルにとって、自身が被弾してしまうのは折り込み済みだった。さらに「私、当たるとかしょうがない、体フラフラ頭フラフラするけど、自分の魂は相手に向けて集中しています。いつでも倒れても問題ないです。いつでも立ち上がれます」と豪語する。
そして「私、いつも言っている。相手は必ず自分(クレベル)をKOするチャンスはある、けど相手がミスしたら私が試合を制します」と語気を強めた。
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「バックを取れれば、ワタシ間違えないです」