格闘技イベント「SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd」（2022年2月23日、静岡・エコパアリーナ）金網マッチ、RIZIN MMAルール（66キロ、5分×3R）

　メインカードの佐々木憂流迦（セラ・ロンゴ・ファイトチーム）は、8か月ぶり参戦のクレベル・コイケ（ボンサイ柔術）に2R3分22秒でリアネイキッドチョークを極められ、敗戦を喫した。

　1Rには打撃を効かせる場面もあった佐々木だが、2Rの執拗なクレベルの寝技に最後はタップ。試合後、佐々木は「もうすげー悔しいっす、本当にめちゃくちゃ悔しいすね。めちゃくちゃ強かったっすね。地力で負けたなって思いました」と11年ぶりの対戦を振り返った。

　それでも「力はそんなに負けているわけではなくて、それよりも寝技の地力の差。柔術の上手さです。（最後のリアネイキッドチョークは）2個3個、僕の対処が遅かった」と敗因を分析しつつ、うなだれた。

　敗れたとはいえ、右フックでクレベルをヒヤリとさせる場面もあった。打撃については「右フックはずっと強化している部分だった、久しぶりに打撃で効かせたので」と手ごたえも口にした。

　また今後についても言及。「この試合にかけてたので……。チョーク決められているんで、フェザー級でやっていくのか、バンタムに戻すのか、ちょっと考えられないですね。今のフェザー級でクレベルが1番強いと思っていたので、ちゃんと作戦を遂行するようになれば勝てたと思うんですけど」とバンタム級に戻すことを示唆した。