「仮面ライダーリバイス」でまさかの展開 話題の17歳は「JUNONネクストブレイク」
俳優の奥智哉(17)が、テレビ朝日系「仮面ライダーリバイス」(日曜午前9時)で、「しあわせ湯」の常連客、牛島光役で出演中だ。2月6日の放送では、政府特務機関「フェニックス」に対抗する組織「ウィークエンド」の一員であることが明らかに。「JUNON2022年ネクストブレイク」の8人に選出された17歳はどんな思いで演じているのか。
奥智哉インタビュー「出演が決まった時は50年間の重荷とプレッシャーを感じました」
俳優の奥智哉(17)が、テレビ朝日系「仮面ライダーリバイス」(日曜午前9時)で、「しあわせ湯」の常連客、牛島光役で出演中だ。2月6日の放送では、政府特務機関「フェニックス」に対抗する組織「ウィークエンド」の一員であることが明らかに。「JUNON2022年ネクストブレイク」の8人に選出された17歳はどんな思いで演じているのか。(取材・文=平辻哲也)
「仮面ライダーリバイス」は仮面ライダー生誕50周年記念作品。人間と悪魔がコンビを組み、悪魔崇拝組織「デッドマンズ」の野望を阻止する。「出演が決まった時は50年間の重荷とプレッシャーを感じました。自分にできるだろうかという不安もありました」。
自身も仮面ライダーファン。幼稚園から小学低学年までは欠かさず観ていた。佐藤健主演の「仮面ライダー電王」(2007年)、瀬戸康史主演の「仮面ライダーキバ」(08年)、井上正大主演「仮面ライダーディケイド」(08年)、桐山漣&菅田将暉主演の「仮面ライダーW」(09年)、渡部秀主演「仮面ライダーオーズ/OOO」(10年)という平成仮面ライダーシリーズの黄金期とも言える時代だ。
「男子なら、ほとんどの人が通る道だと思います。4つ上の兄は変身ベルトを買ってもらっていましたけども、なぜか僕はねだりませんでした。ただ、自分で、“変身”といって仮面ライダーになっていましたね」と振り返る。
演じる牛島光は、「しあわせ湯」の常連・牛島太助(矢柴俊博)の息子。
「二つの顔を持った役です。しあわせ湯の常連客の時は、誰が見ても好青年。ウィークエンドとしての光は感情が欠落している。(主人公・五十嵐一輝の妹)さくらとのやりとりでは何も感じていないけども、笑顔を取り繕ったり、嘘をかぶっているんです。五十嵐家の次男、大二(日向亘)の役はカゲロウとの二役だったので、面白いなと思っていました。自分も二つの顔をうまく出せたらな、と思っています」
「牛島光が実はウィークエンドという組織の一員」という設定は、当初から知らされていたが、「人間の感情が欠落しているという設定は、最近、知りました。そういう裏付けがあるんだと腑に落ちました。父親からも『お前にも人間味がないところあるよ』と言われたことがあって、『え、そうなの?』と思いましたが、そこは共通点かもしれない(笑)。でも、どこがそうなのか、自分では自覚がないんです」
芸能界に入ったのは、その父親の行動がきっかけ。「小学6年生の時に、佐藤健さんの主演映画『るろうに剣心』の番宣番組を一緒に見ていたんです。僕が、冗談交じりに、『僕も、こんな仕事できるのかな』と言ったら、真に受けて、履歴書を今の事務所・アミューズに送ったんです。そういう意味でも、佐藤健さんが演じた仮面ライダーに出演できることは光栄でしたし、自分の誇りにもなると思っています」。