【インタビュー】山谷花純、舞台「ヘンリー八世」出演…吉田鋼太郎からもらった“金言”
女優の山谷純花(23)が14日から開幕した舞台「ヘンリー八世」に出演している。シェイクスピア原作で、英国王室の離婚劇を描く。演出は俳優の吉田鋼太郎、主演は俳優の阿部寛。山谷は女官アン・ブリン役を務める。また、山谷が主演した映画「フェイクプラスティックプラネット」(宗野賢一監督)も現在公開中だ。今年を「勝負の年」と位置付ける山谷に意気込みを聞いた。
演出・吉田鋼太郎、主演・阿部寛、女官アン・ブリン役で出演
女優の山谷花純(23)が14日から開幕した舞台「ヘンリー八世」に出演している。シェイクスピア原作で、英国王室の離婚劇を描く。演出は俳優の吉田鋼太郎、主演は俳優の阿部寛。山谷は女官アン・ブリン役を務める。また、山谷が主演した映画「フェイクプラスティックプラネット」(宗野賢一監督)も現在公開中だ。今年を「勝負の年」と位置付ける山谷に意気込みを聞いた。
――「ヘンリー八世」はどのような舞台でしょうか。
「シェイクスピアの作品ですが、戦闘シーンがありません。離婚調停、裁判の会話劇の中で話が進んでいきます。思った以上にドロドロはしていなくて、王のヘンリー八世の信条や胸の中に秘めている思いや、逆にヘンリー八世を支える人たちの腹の底を描いていて、そういう心理戦も見所のひとつです。あと、とにかく、阿部寛さんが演じるヘンリー八世が素敵です。衣装もすごいきらびやかですが、現代風なので、身近に感じた上で華やかさを感じられると思います」
――演じているアン・グリンとは、どのような人物ですか。
「史実だと、ヘンリー八世のお妃様、キャサリンのお世話をしている女官です。ヘンリー八世が一目ぼれをするほどの美貌を持っています。でも、なかなか体を許す関係を持たないという芯の強い人であり、意志が強い人。エリザベス1世のお母さんです」
――演出は吉田鋼太郎さん、主演は阿部寛さんです。
「稽古場に行くだけで毎日、緊張します。鋼太郎さんはもともと、去年、ドラマで親子役をやらせて頂きました。尊敬して信頼していて、本当に実の父のようなイメージです。役者としての鋼太郎さんは今まで見たことはあったけど、演出家の鋼太郎さんは見るのが今回初めて。なんかオヤジの背中を見ている気分にちょっとなっています」
――吉田さんとの印象に残るエピソードはありますか。
「1度、みなで飲みに行きました。その時に言われたのが、『若いうちは、未来があるから、何に対してもすぐにやめたくなる。でも、続けていくうちに止める理由がなくなっていくんだ』と言われたのがすごい印象に残っていてます。とりあえず、続けてみないと見えないものがたくさんあって、それはやめない理由、続けていく理由になることもあるんだな、と。胸を打つものがありましたね」