【コメント全文】伊藤かずえ、誕生日に愛車シーマと再会「今まで生きて来た中の最高のプレゼント」
女優・伊藤かずえの愛車シーマのレストア完成お披露目会が誕生日となる7日、東京・銀座のNISSAN CROSSINGで行われた。囲み取材のコメントは以下のとおり。
レストア作業が約8か月で完了 伊藤の誕生日にお披露目
女優・伊藤かずえの愛車シーマのレストア完成お披露目会が誕生日となる7日、東京・銀座のNISSAN CROSSINGで行われた。囲み取材のコメントは以下のとおり。
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――シーマがベールを脱いだ瞬間、涙を流しました。
「私の車じゃないみたいにきれいになって、ボンネットとか横のほうは塗装がはげかけていたので、父親と2人でやすりをかけてペンキも特注で取り寄せて半年ぐらいかけて塗装したんですけど、すごいまだらになっちゃったんですよね。ウソのようにきれいになってて本当に驚いて。あと、匂いが新車の匂いがするんです。今乗ってる(代車の)キックスも新車の香りなんですけど、驚きました」
――約8か月間、シーマのない生活を送りました。
「キックスがあったので、車生活は何の支障もなかったんですけど、夢に何回もシーマが出てくるんですよ。出てくるたびにツイッターでつぶやいていたんですけど、すごい豪華仕様になって後ろがリビングみたいに改装しましたとか、あと横のドアのところに液晶の画面が出て宣伝が出るので1時間走るごとに1000円入りますとか、とんでもない改装したシーマが夢に何回も現れてきて、自分でもびっくりしたんですけど、こんなに私、シーマと離れるのさびしかったんだと、夢を見るたびに思っていました」
――SNSを中心に注目が集まりました。
「改めてシーマっていう車の人気がまだ衰えていないっていうところと、30年乗ってきてよかったなって実感しました」
――今日は誕生日です。
「55年生きてきてよかった。今まで生きてきた中の最高のプレゼントです」
――改めて涙の意味は?
「久しぶりに会えたっていうのと、想像以上にきれいに仕上がっていたので驚きと、いろんな複雑な心境が涙に出てしまいました」
――シーマとの出会いを教えてください。
「平成2年10月から乗っていまして、ウチの父親が日産の社員だったこともあって、日産の車しか乗ったことないんですよ。最初父が乗っていたサニー、スタンザ。自分で初めて買ったエクサ、ローレルの次がシーマだったんですけど、ローレルの次に何を買おうかとディーラーのほうに行ったら、シーマとスカイラインGT-Rが並べて置いてあって、GT-Rってすごい憧れの車だったので、そっちにしようかと思ったら、当時同じ時期に運転免許取った母が『どうかマニュアル車はやめてくれ。あたしが乗れなくなる』と言われて、シーマに決めたんですよ」
「家族みんなが好きな車で、なんといっても、娘が生まれて初めて乗った車もシーマですし、18のとき免許取って初めて運転した車もシーマなんですね。娘にとっても思い出深い車ですし、そのとき、ティーダもあったんですけど、ティーダは小ぶりで運転しやすいんですが、シーマのほうが運転しやすいと言っていました。乗ってる年月が長いからですかね。娘もとってもお気に入りで」
――子どもよりシーマとの付き合い長い
「そうです、娘は20なので。シーマはプラス10年。独身のときから一緒で」
購入当時は高級車 「CMのギャラが入ったので買いました」
――当時は相当高級な車でした。
「そうですね。コマーシャルのギャラが入ったのでそれで買いました。価格? 500万です。今はもっと高級車になってしまって、今のシーマに買い替えませんか?って日産から言われたんですけど、でも運転してみたら大きすぎてちょっと私には無理かな…と思って」
――30年乗ってどんな車でしたか。
「10万キロ乗った時点でちょっとエンストを繰り返した。そのとき、『エンジンありますか』と聞いたら『5台だけあります』と言われて。もうこのときに変えないと乗れなくなるなと思って、エンジンを載せ替えたときに一生乗る車だなと思って、そこから本当に大事に大事に。去年とかは仕事には車使わなかったです。なるべく車を使わない生活にしていたんですけど、レストアしていただいたので、これからはどんどん乗ります。あと30年はね。娘に乗り継いでいってもらいたいと思っています」
――車が戻ってきたらどこに行きたいですか。
「恐ろしくて車庫から出せないかなって思ってるんですけど、まずはキックスと交換するときが初のドライブなので、横浜から家までの道を楽しみながら帰りたい。あとは毎年福島にお墓参り行くんですけど、長距離も乗ってみたいと思っています」
――8日からは一般に展示されます。見てほしいところは?
「全部…。できればエンジンルームとかも開けてみなさんに見てもらえたらいいんですけど(笑)。ぜひ、日産の技術のレストア力を皆さんに細かいところまで見ていただきたいです」
――レストア担当者への言葉は。
「もちろん感謝の気持ちでいっぱいです。足りない部品を寄付してくださったり、そういう方もいらっしゃった。本当に心より感謝を申し上げます」