内藤哲也「高橋ヒロムは僕が育てた選手」遂に師弟対決が決定! 一夜明け会見全文
新日本プロレスは10日、都内で一夜明け会見を行い、前日の大阪城ホール大会でIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルの2冠を防衛した内藤哲也が対戦相手のKENTAについて、そして次のシングルマッチの対戦相手に指名した愛弟子・高橋ヒロムについてたっぷりと語った。
新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in OSAKA」一夜明け会見
新日本プロレスは10日、都内で一夜明け会見を行い、前日の大阪城ホール大会でIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルの2冠を防衛した内藤哲也が対戦相手のKENTAについて、そして次のシングルマッチの対戦相手に指名した愛弟子・高橋ヒロムについてたっぷりと語った。
満員札止めとなる1万1411人の観衆が集まった9日の大阪城ホールで、王者・内藤と挑戦者・KENTAによる因縁の2冠戦は試合巧者の2人による予測不能な戦いが繰り広げられ、終盤に大流血となった内藤だったが、KENTAの“蹴撃”を退け、見事王座を防衛し、次の対戦相手に愛弟子・高橋ヒロムを指名した。
はじめに菅林直樹会長から3月3日に東京・大田区総合体育館で行われる「旗揚げ記念日」で注目の内藤とヒロムの一騎打ちが、ノンタイトル戦で行われることが発表された。と、そこに、「会長!!」と突然、ヒロムが現れ、「『旗揚げ記念日』内藤哲也VS高橋ヒロム、もし!!オレが勝った場合、1.4東京ドームメインの『IWGPヘビー級挑戦権利書』をオレにください。(『バン!』と机を叩いて)良いアイデアじゃないですか?…勝手なことを失礼しました(深々と頭を下げて)よろしくお願いします!!帰ります!あーっ!」と言い放ち、そのまま退散。
ヒロムの奇襲に唖然とする会長は司会の清野アナウンサーから「会長、いま要求がありましたけが?…検討以前の問題ですか?」と聞かれ、苦笑交じりの困惑した表情を見せた。果たしてヒロムの要求はいかに?
大流血で病院直行も「KENTA選手の覚悟を感じた“良い痛み"」
ここで前日の大流血の傷跡が生々しく残る2冠王者の内藤が登場。「「Hola. Buenas tardes.(こんにちは)」といつものスペイン語で報道陣に挨拶し、「まあ、昨日も言いましたが、ドームであの行動を起こしたKENTA選手の覚悟、気持ちは、しっかり伝わりましたよ。当日まではあまり気持ちが伝わってこなかったんですけどね、大阪城ホールで向かい合ってみて、KENTA選手から覚悟なり、気持ちがひしひしと伝わってきました」あらためて前日の戦いを振り返った。
続けて「KENTA選手のドームの行動や(いきなり)挑戦が決まってしまったことへの批判とかね、いっぱいあったと思います。僕自身も疑問でしかなかったんですから。ただ、思ってることは口に出さなきゃ誰にも何も伝わらない。そう思っている俺からすると、リスクを恐れずに行動を起こしたKENTA選手、俺はすごいなと思いましたよ。批判すべきなのは、俺が2本のベルトを持ったことに対して、何も発しない新日本プロレスの選手たちなんじゃないのかなって。何も発しないのか?それとも本当に興味がないのか?ま、知らないですけどね。やっぱり、ああやって行動を起こしたKENTA選手、大阪城ホールで向かい合ったときの凄い眼差し、俺は好きですけどね」KENTAの一連の行動と戦いを称えつつも、何かその先の警鐘とも取れるような含みを持たせながら冷静に振返った。
そして試合終盤に大流血の傷を負った額を差しながら「昨日バックステージでも言いましたけど、やはり病院直行でしたよ。あの後すぐに、コスチュームのままで病院に行きましたよ。5針縫いました。まあでも、ここにもKENTA選手の気持ちが表れているんじゃないですか。KENTA選手の覚悟を感じることのできる“良い痛み”でしたよ。というわけで、ここがズキズキするんで、僕の頭痛が耐えられる限りは皆さんの質問に存分にお答えしますよ」と報道陣にバトンを渡した。