落合陽一氏、“ガンプラ茶室”のアートを創出 ガンダムは「世界中の作家が影響」と絶賛
ガンプラ(「ガンダムシリーズ」のプラモデル)を利用したリサクルプロジェクト「ガンダムR(リサイクル)作戦 FINAL 2021」のオープニングセレモニーが19日、東京・新宿住友ビル三角広場で行われた。メディアアーテイスト・落合陽一氏が登壇した。
ガンダムを旗印にサスティナブル「ガンダムR作戦」ファイナル
ガンプラ(「ガンダムシリーズ」のプラモデル)を利用したリサクルプロジェクト「ガンダムR(リサイクル)作戦 FINAL 2021」のオープニングセレモニーが19日、東京・新宿住友ビル三角広場で行われた。メディアアーテイスト・落合陽一氏が登壇した。
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使用済みランナー(プラモデルの枠の部分)を回収しリサイクルする取り組みで、10月20日から全国各地で回収イベント開催。そのファイナルが今月20日、21日の両日、同所で開催される。
1か月間で全国で集まったランナーは約1トン。バンダイナムコグループの横断プロジェクト「ガンダムプロジェクト」の一環の「ガンダムR作戦」をリードした(株)BANDAI SPIRITSの田口博丈さんは「企業のみではなく、ファンの皆さまと行うサステナブルな活動。多くのファンの方に参加いただき、リサイクルへの関心を高めることができた。いったんファイナルとしていますが、プロジェクトは今後も続きます。ガンダムを旗印に、ファンの皆さまと一緒にサステナブルな活動を行いたい」と成果に胸を張った。
会場には、回収ランナー3000枚を利用した「1/1スケールのガンダムヘッド」が象徴的に展示される他、落合氏の茶室「可塑庵(ぷらあん)」なども出現する。来場者にはエコプラが無料配布され、エコプラを組み立てながらエコを学べる体験ゾーン、フォトスポットなどが設けられている。
今年6月、新たなガンダム戦略を発表する「第1回 ガンダムカンファレンス」のトークセッションにも登場したガンダムファンの落合氏は、普段からたしなんでいるお茶とガンプラの融合をひらめいた。「ガンプラは商業を超えてアート。世界中の作家が影響されている」とガンダムのブランド力を絶賛。「(ランナーは)日本を代表するなぞのリサイクルマテリアル。からぶき屋根かガンプラかというくらい。面白いのは、1回使った(ガンプラの形が)ランダムになっていて、それが(壁や屋根として)重なって、光が入って来ると絶妙な感じになると思った」と、予想外のアートの副産物を喜んだ。