【ズバリ!近況】バブル期に活躍のタレント・千堂あきほは札幌に10年「今が一番、人間らしく生きている」
バブル景気に沸いていた1990年、深夜番組「オールナイトフジ」(フジテレビ系)で人気を獲得し、その後、大ヒットトレンディドラマ「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)などで活躍した千堂あきほさん(52)。ワンレン、ボディコンの華やかなファッションがよく似合う、時代を象徴するタレントの1人だった。千堂さんは今、どうしているのか。札幌のカフェで千堂さんに話を聞いた。
現在は夫の家族と7人暮らし「すっごく幸せ」
バブル景気に沸いていた1990年、深夜番組「オールナイトフジ」(フジテレビ系)で人気を獲得し、その後、大ヒットトレンディドラマ「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)などで活躍した千堂あきほさん(52)。ワンレン、ボディコンの華やかなファッションがよく似合う、時代を象徴するタレントの1人だった。千堂さんは今、どうしているのか。札幌のカフェで千堂さんに話を聞いた。(取材・構成=中野裕子)
東日本大震災直前の2011年2月末に移住して来たので、もう札幌で暮らして10年になります。札幌は夫の出身地なので、今、私と夫と娘2人は夫の実家で、夫の母と、夫のめい2人を合わせて7人で暮らしています。私は子どもの頃、祖母も一緒に暮らしていたので、大勢でにぎやかに暮らすことには慣れているし、子どもにとっても大家族の経験は良いのかな、と思っています。東日本大震災を経験し、家族の大切さも強く感じるようになりましたしね。でも、私がみんなのお世話をしているわけではありませんよ。義母は73歳ですが元気。北海道の大学に通うために本州から来ためいはもう大人ですから。
私たち家族が札幌に来たのは、次女の出産のため。長女の出産でお世話になった病院は、少子化の影響で産科を扱わなくなり、代わりに紹介されたのがたまたま北海道のクリニックだったのです。長女のときと同様、次女のときも義母に手伝ってもらえるかなと思って来てみたら、北海道は水がきれいだし食べ物もおいしいし、広い公園がたくさんあって子育てがしやすい。義母が何かと助けてくれるのもありがたく、次女を11年4月に出産後もそのまま札幌に居着いて楽をさせてもらっています(笑)。親しい親戚も近所に暮らしていて、今が一番、人間らしく生きているかもしれません。
札幌に来るまでは約10年間、兵庫に住んでいました。それまで12年間、東京でお仕事していましたが、2000年に当時のマネジャーに中傷のビラをまかれるなどして刑事事件になり、怖くて人間不信に陥ってしまったのがきっかけです。出身地の兵庫に戻り、31歳で結婚もしました。当時は芸能界を辞めることになってもいい、という思いでしたね。いざ関西に移ってみたら、応援してくれる知人もいたのでレギュラーで情報番組のMCやコメンテーターなどをやらせていただいていました。地元なので安心して仕事ができましたね。