プロ野球・東京ヤクルトスワローズの球団マスコット「つば九郎」が3日、都内で行われた第34回東京国際映画祭に出席した。つば九郎は自身が主演する連続ドラマ「つばめ刑事」の上映会でトークショーに登場。上映会を盛り上げた。

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「つばめ刑事」は、2019年にヤクルトが50周年を記念して製作した配信ドラマで、つば九郎は球団マスコットとして初のドラマ主演を果たしている。トークショーでは、劇中で着用している刑事風衣装を身に付けて登場。コロナ禍でようやく外出許可を得たというつば九郎は久しぶりの外部イベントにおおはしゃぎ。得意のフリップ芸で会場を盛り上げた。

　ステージに上がったつば九郎は「なぜ　このいべんとに　よばれたのか　よくわかりませんが」と首をかしげながらも「れっどかーぺっと　あるけないの？」と注文。この日はレッドカーペットを歩くことはかなわなかったが、野外スペースに集まったファンを前に「ちょー　きもちいい」とご満悦だった。

　今回は刑事役を演じたが、次に挑戦したい役を問われると「にほんいちになるやく」とチームの日本一に期待を寄せながら回答。「セ・リーグで優勝したチームを先導していたじゃないですか」とMCに労われると「ちーむが　さいきん　よわい」とまさかの嘆き節で笑いを誘った。

　作品の見どころには「やまだくん（山田哲人内野手）の　せりふが　ぼうよみ」と挙げ、ドラマをアピール。質問コーナーでは「つば九郎はなんのいたずらが好きですか？」と聞かれると、スケッチブックにペンを走らせ「めだるを　かじる」と“スレスレ”の時事ネタを披露するなど、最後までつば九郎ワールド全開だった。