【ズバリ!近況】長嶋監督モノマネのプリティ長嶋さんは千葉県議3期目 森田健作千葉県知事に喝!

プロ野球2020年シーズンがスタートした。大の巨人ファンで、1980年代、「笑っていいとも!」などに出演し、長嶋茂雄現・巨人終身名誉監督(83)のモノマネで人気を得たプリティ長嶋さん(65)もワクワクしているだろう。しかし、プリティさんは2007年に政治家になり、今や千葉県議会議員を務める身。かつてのように、巨人のキャンプ地・宮崎まで自転車に乗って応援に駆けつけるわけにはいくまい。プリティさん、そもそもなぜ政治家に転身したのか、直撃してみた。

モノマネタレントから政治家に華麗な転身をしたプリティ長嶋さん【写真:山田隆】
モノマネタレントから政治家に華麗な転身をしたプリティ長嶋さん【写真:山田隆】

千葉を愛する生粋の千葉県人

 プロ野球2020年シーズンがスタートした。大の巨人ファンで、1980年代、「笑っていいとも!」などに出演し、長嶋茂雄現・巨人終身名誉監督(83)のモノマネで人気を得たプリティ長嶋さん(65)もワクワクしているだろう。しかし、プリティさんは2007年に政治家になり、今や千葉県議会議員を務める身。かつてのように、巨人のキャンプ地・宮崎まで自転車に乗って応援に駆けつけるわけにはいくまい。プリティさん、そもそもなぜ政治家に転身したのか、直撃してみた。

 昨年4月の統一地方選挙で千葉県議3選を果たしました。県議になる前は市川市議会議員だったので、もう政治家になって13年。私は九十九里浜の白子町の生まれで、高校を出て千葉県庁に入庁し、ずっと市川市に住んでいるので、地元の方々が日頃の私を見て、票を入れてくださったんでしょうね。たとえば少年野球の子供たちのために、草むしりやごみ拾いをしていたこととか。政策にAED(自動体外式除細動器)普及をかかげたインパクトもあったでしょうね。

 2007年、最初に市川市議に立候補したのは、たとえ落選してもマスコミが「政策は何ですか?」と必ず聞いて、「あのタレントのプリティ長嶋が出馬!」ととり上げられれば、みなさんに注目していただけると考えたからです。私の名前を売るためではなく、注目していただいて、まずAEDの名前を広く知っていただきたかったんです。

AED普及に取り組み始めたのは…

 なぜAEDかというと、私は次男が所属する市川のボーイズリーグのチームで役員をやっていたのですが、2004年8月、中学3年生の最後の大会で船橋のチームの子が胸にボールを当てて、亡くなってしまったんです。息子と交流戦とかでたたかっていた、あの元気だった子が、突然。役員という責任ある立場だった私としては、すごくショックでした。もし、またそのようなことが目の前で起こったら、どうすればいいのか。医者に聞いたら「AEDがあったら助かったかもね」と言われたんです。

 それでAEDの普及を、と周囲に訴え始めたのですが、知り合いの議員は「わかった!」と返事をしたのに、結局、選挙が終わると何もしてくれなかった。これじゃらちが明かないと思い、自分で立候補したんです。幸い当選し、2011年に千葉県議になってからもAED普及に力を入れ、今や全国に広く普及しました。当初の目的は達成したかな、と思っていますが、まだ誰もが使えるには至っていない。これからは誰もが使えるように、活動していきたいと思っています。

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