パラパラマンガ10周年の鉄拳、ヘルニア、腱鞘炎、痔…“職業病”との闘い明かす
お笑いタレントの鉄拳が17日、都内で行われた「鉄拳のパラパラマンガうつすだけドリル」(主婦の友社)発売記念イベントメディア取材会に登場した。
「鉄拳のパラパラマンガうつすだけドリル」発売記念イベント
お笑いタレントの鉄拳が17日、都内で行われた「鉄拳のパラパラマンガうつすだけドリル」(主婦の友社)発売記念イベントメディア取材会に登場した。
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同書は、本に描かれたイラストを写すだけでパラパラマンガが完成するというハウトゥー本のような1冊。動物やお化けが回転したり楽しい仕掛けが現れ、同書のために考案されたオリジナルストーリーも堪能できる。鉄拳は「僕がパラパラマンガを始めたときにパラパラマンガを勉強する本がなかったんですよ。だから自分が出せばいいんだなと思って、企画に乗りました」と出版のきっかけを振り返った。
発売から2か月たち、評判も上々。「お父さんとかね。コロナ禍で子どもたちと接する機会が増えて、描くようになったというお話をよく聞きます。子ども向けと思いきや、大人の方が多く買ってくれました。意外と大人の方にもおすすめです」とアピールした。また、「パラパラマンガは紙はきれいにそろえて切ること、動きは大きくすることがコツです」と明かした。
パラパラマンガを描くようになってから10周年となった鉄拳。過去には3か月かけて3000枚もの大作を描き切ったこともあるという。
「締め切りが近くなると30時間くらい寝ずに、ブラックコーヒーを何杯も飲んだりしながら描くこともあります。“パラパラマンガーズハイ”になって、点が虫に見えてしまうこともありました」と回顧。続けて、「そこまで行くと危険です。皆さんはそこまでいかないようにしてください」と言及し、笑いを誘った。
現在、仕事はほとんどパラパラマンガで占めているという鉄拳は「お笑いは依頼がないんですよ。パラパラマンガは締め切りも何か月も先まで決まっているんです。僕のことをお笑いだと思っている人、少ないんじゃないですかね」と自虐的に語った。さらに、「ヘルニアになってます。腱鞘炎(けんしょうえん)が4か所あって痔(じ)にもなっています」とパラパラマンガ制作の苦労も明かした。