失敗しないイボ切除 皮膚科によって対応は大違い 中年ライター体験記

年齢を重ねていくと顔にイボやシミが現れやすくなり美容という面で気になっている人は多いことでしょう。たいしたことはないと思っていても、服を脱いだり洗顔する際にひっかかって痛みを感じることもあります。そこでイボ切除をしてみようと皮膚科を訪ねてみると、病院によって対応に大きな違いがあることが分かりました。今回はイボが気になる中年ライターが実際に皮膚科で受けた治療についてレポートしたいと思います。

イボ切除の治療を体験(写真はイメージ)【写真:写真AC】
イボ切除の治療を体験(写真はイメージ)【写真:写真AC】

最初に訪れた皮膚科はまったく治療せず

 右まぶたに2個、オデコに3個、右わきに1個、小さなキノコのようなイボができていました。最初は気になりませんでしたが、まぶたのイボはわずかながら視界の邪魔になってきました。そこで都心の皮膚科を訪ねました。院長は名門国立大の医学部卒業ですが、見た感じ年齢は70歳近く。イボの切除を願い出ると、「加齢によるものだからそのままで大丈夫です」とそっけない返事です。結局、何らの施術、薬の処方箋もないまま終わってしまいました。

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 イボは大きく分けて2種類あります。一つは、イボヒトパピローマウイルスが皮膚に感染してできるもの、もう一つは紫外線を長年浴びたり加齢が原因でできるもので、シミと混ざってできる脂漏性角化症(老人性イボ)、皮膚が薄くて弱い部分にできやすい軟性線維腫などがあるそうです。

 筆者の場合は脂漏性角化症と軟性線維腫が両方できてしまったようですが、何とか切除する方法はないものでしょうか。そこでターミナル駅近くにある別の皮膚科を訪ねました。すると院長は「ああ、これはすぐ切除できますよ」とにこやかに対応。そしてすかさず取り出したのは何と銀色に輝くハサミでした。麻酔などまったく使わずに、まぶたのイボの根本にハサミを入れ“チョッキン”と切り落としてしまいました。一瞬ですが、さすがに激痛が走ります。次いで右わきのイボも同様に切除。出血したので消毒した後、ばんそうこうを貼ってくれました。

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