仮面ライダー俳優でブレークの25歳・青木瞭 営業マン時代のノウハウ生かし芸能界へ

「仮面ライダーセイバー」の仮面ライダーエスパーダ役で知られる青木瞭(25)が、日テレ系ドラマ「真犯人フラグ」(毎週日曜、午後10時30分)に出演中だ。主人公(西島秀俊)がある日、突然、失踪した妻と娘、息子を探すサスペンスで、ベンチャー企業のシステムエンジニア・金城三伸役を演じている。モデルから俳優へと活動の幅を広げる青木はトークも得意。そのルーツは営業マンにあった。

高身長に甘いマスクの青木瞭は“話し好き”【写真:ENCOUNT編集部】
高身長に甘いマスクの青木瞭は“話し好き”【写真:ENCOUNT編集部】

日テレ「真犯人フラグ」でSE役、187センチの高身長に甘いマスクで“話し好き”

「仮面ライダーセイバー」の仮面ライダーエスパーダ役で知られる青木瞭(25)が、日テレ系ドラマ「真犯人フラグ」(毎週日曜、午後10時30分)に出演中だ。主人公(西島秀俊)がある日、突然、失踪した妻と娘、息子を探すサスペンスで、ベンチャー企業のシステムエンジニア・金城三伸役を演じている。モデルから俳優へと活動の幅を広げる青木はトークも得意。そのルーツは営業マンにあった。

 青木は、本作の企画・原案を手掛けた秋元康氏とエイベックスの松浦勝人氏が共同で立ち上げた「劇団4ドル50セント」所属の劇団員。187センチという高身長に甘いマスク。黙っていれば、25歳、二枚目の好青年だが、意外なくらい話し好きだ。

 今回の役について聞くと、立て板に水のごとく言葉が返ってくる。「劇団4ドル50セントでは1公演しか出ていないんですけども、今回のドラマの脚本が秋元康さん。もっと使ってもらえるように頑張ろうと思っています。芝居のスキルをしっかり上げて、まず自分の中で基盤を作ってから撮影に持っていきたい。2クールのドラマで、8話くらいまで台本が上がっていますが、撮影はまだ序盤という感じです」。

 目下、SNS上で「最も怪しい」と前評判になっているのはITベンチャー企業「プロキシマ」の大学生起業家・橘一星(佐野勇斗)。青木はそんな橘を支える同社システムエンジニアを演じる。「僕も模索中なんです。プロキシマはすごく明るい雰囲気のフラットな会社。僕は年齢的には下も上もいる真ん中の年代なので、上と下の両方の意見をくみ取れる立場かなと思っています。現場では、『誰が真犯人なんだろう』と話していますが、『あなたの番です』(2019年放送)も途中でひっくり返りましたし、犯人は全然分かりませんね」。

 青木は16年、「Boys Award Audition2nd」でBoys Award Audition賞受賞。本格的に芸能デビューした。「友達から『やってみようよ』って言われ、2人でオーディションを受けたんです。その友人は落ちてしまって、僕だけが受かった。落ちていたら、普通にサラリーマンをやっていたと思います。今、思えば、めっちゃ運がよかった」。

 前職はなんと営業マン。「売り上げ成績もよかったんです(笑)。営業をやっていたおかげで、話をするのは好き。最近はファンクラブ内で生配信をしたりしますが、何時間でも延々としゃべっていられます。台本よりもフリーの方が得意好きです。だから、いつかMCの仕事もやってみたいな、と思っています。敬語をきちんと使うことができるのも、営業をやっていた強みです。電話での営業では声で気持ちを察したり、対面では、あまり目を見続けない方がいいとか、そういうことも学びました」。

 営業で鍛えた物怖おじしないメンタルは俳優にとっては大きかったはず。2.5次元ミュージカル「テニスの王子様」では10代目・手塚国光役で人気に。「小さいころもテレビはあんまり見ていなかったし、Boys Award Auditionでの受賞後も、最初は俳優をやりたい! とは思っていなくて……。でも、やっていくうちに、自分ではない人になるっていうのはこういう感覚なのかな、と。その新しい体験が面白くなって、どこかからか頭の中で切り替わりました」。

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