【ズバリ!近況】水着、コスプレ、YouTubeにも挑戦するクイズの女王 62歳宮崎美子を突き動かす力とは

 40年ぶりの水着姿を収めたカレンダーの発売に、話題のCMへの出演、さらに音楽活動の再開――。このところ宮崎美子さんをめぐるニュースが引きも切らない。その注目度はミノルタのCMをきっかけにした1980年の大ブームを再現しているようだ。女優としての活躍はもちろん、近年はクイズ番組で博覧強記ぶりを発揮している宮崎さん。その背景には旺盛な好奇心と、毎年新しいことに取り組むチャレンジ精神があった。ロングインタビューの後編となる今回は、昨年開設したYouTubeチャンネルにおけるさまざまな挑戦やクイズへのスタンス、そして34年ぶりの新曲発表にいたる心境などを聞いた。

新しい表現の場を持つためYouTubeをスタート【写真:荒川祐史】
新しい表現の場を持つためYouTubeをスタート【写真:荒川祐史】

YouTubeチャンネル「よしよし。」を開設

 40年ぶりの水着姿を収めたカレンダーの発売に、話題のCMへの出演、さらに音楽活動の再開――。このところ宮崎美子さんをめぐるニュースが引きも切らない。その注目度はミノルタのCMをきっかけにした1980年の大ブームを再現しているようだ。女優としての活躍はもちろん、近年はクイズ番組で博覧強記ぶりを発揮している宮崎さん。その背景には旺盛な好奇心と、毎年新しいことに取り組むチャレンジ精神があった。ロングインタビューの後編となる今回は、昨年開設したYouTubeチャンネルにおけるさまざまな挑戦やクイズへのスタンス、そして34年ぶりの新曲発表にいたる心境などを聞いた。(インタビュー・文=濱口英樹)

 よく聞かれるんですが、座右の銘は特に決めていないんです。でも毎年、新しいことに挑戦しようとは心がけているかな。去年、発売したカレンダーもその1つ。この世界に入ってから1度も作ったことがなかったので、「デビュー40年の記念になれば」と。まさか水着姿を撮影することになるとは思ってもいませんでしたけどね(笑)。

 去年はYouTubeも始めました。8月に公式チャンネル「よしよし。」を開設したんです。コロナ禍で多くの仕事がストップしてしまいましたから、この機会に新しい表現の場を持つのもいいんじゃないかなって。始めるにあたっては「好きなことをして、自分自身も楽しもう」と決めました。そうじゃないと続かないじゃないですか。それで今まで興味があっても、なかなか始めるきっかけがなかったことに挑戦することにしたわけです。

 たとえばボルダリング。以前から「1度、体験してみたい!」と思っていたので「ちょうどいいから、やってみよう」と。今は月に1~2本ペースでチャレンジ動画をアップしています。1人でやるにはハードルが高かったり、テレビの仕事ではやれなかったりすることも、YouTubeなら自由にできるんですよね。とはいえ、自分たちで内容をチェックしないといけないので、好き勝手にやる分、注意を払わないといけないなと思っています。

 それからコスプレもYouTubeでやるようになりました。最初は「鬼滅の刃」に登場する「藤の家紋の家のひさ」というお婆さんの扮装で、その後はエレベーターガールの制服を着たり、人魚になったり。お芝居ではいろんな格好をしますから、実はそれほどハードルは高くないんですけど、普段は演じないようなキャラクターになりきって、楽しみながらやっています。最近のお気に入りは「斉木楠雄のΨ難」かな(笑)。あとは私もちょっとだけ出演した映画「孤狼の血LEVEL2」の公開に合わせて、チンピラ風の格好をした時も楽しかった!

 ちなみにその「弧狼の血LEVEL2」では、私にしては意外な役を演じています。ヒットしたバイオレンス映画の続編ですから、お話をいただいた時は「私が演じる役があるの!?」って思いましたけど、だからこそ面白そうだなって。最近は誰かのお母さん役とか、場合によってはおばあちゃん役を演じることが多くなりましたが、この柄ですから、悪役をやったら絶対に怖いと思うんですよね。20年くらい前に「ケイゾク」(1999年、TBS系)というドラマで、ニコニコしながら恐ろしいことをする人物を演じた時は面白かった!(笑)。でもそういう役はたまにやるからいいのであって、何度もやっちゃいけないのね。

 仕事での最大の楽しみは人との出会いです。ドラマや映画では、今輝いている若い俳優さんたちのお母さんやおばあちゃんとして共演できる。今年は以前から「似ている!」と言われていた上白石萌音さんと、ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(2021年3月、TBS系)で初共演しました。お話をいただいた時は「出落ちじゃん!」って思いましたけど(笑)、彼女も周りから「宮崎美子に似ている」と言われていたみたいで。きっと南九州に多い顔立ちなんでしょうね。(※1)
(※1)宮崎さんは熊本、上白石萌音は鹿児島の出身

 バラエティ番組では芸人さんとご一緒できるのが最大の楽しみですね。皆さん、当意即妙の受け答えをされるので、いつも「すごいな~」って驚くことばかり。お芝居の世界ではなかなか接点がありませんから、バラエティに出演するたびに刺激をいただいています。

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