クラプトン、無観客ライブの劇場公開が決定 仲間を集めて30年ぶりアコースティックライブ

世界的ギタリストのエリック・クラプトンが新型コロナウイルス禍で行った無観客ライブが、日本で劇場公開されることが決まった。「エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ」で、10月8日から新宿ピカデリーほかで全国期間限定公開となる。

エリック・クラプトン【写真:(C)Dave Tree】
エリック・クラプトン【写真:(C)Dave Tree】

10月8日から期間限定公開 ネイザン・イーストやスティーヴ・ガッドら旧知のメンバー

 世界的ギタリストのエリック・クラプトンが新型コロナウイルス禍で行った無観客ライブが、日本で劇場公開されることが決まった。「エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ」で、10月8日から新宿ピカデリーほかで全国期間限定公開となる。

 本作は「このパンデミック下で何かできることはないのか?」と考えたクラプトンが、「ミュージシャンはとにかく演奏を続けるべきだ」との思いから実現させたライブ作品だ。クラプトンは2021年5月に恒例の英国ロイヤル・アルバート・ホールでのライブを予定していたが、世界中を襲っているコロナ禍の影響のためにキャンセルすることになってしまった。続くツアーも中止になった。このロックダウンの状況下で、アーティストは何ができるのか考えたクラプトンは、「演奏を続けること」への思いを高め、英国の田舎町に旧知のメンバーを集め、無観客でのアコースティックでのライブを行うことにした。

「僕がしたいのは、ろうそくの火を燃やし続けるように、演奏をし続けることなんだ」

 3月に実施。クラプトンのキャリアの中から選び抜かれたセットリスト、そして30年ぶりに収録のアコースティックライブだ。メンバーはクラプトンの盟友ネイザン・イースト、スティーヴ・ガッド、そしてクリス・ステイントン。サウンド・プロデューサーには数々の歴史的名盤を手掛け、クラプトンの大ヒット作「アンプラグド」も手掛けた伝説のプロデューサー、ラス・タイトルマンが担当した。監督はデヴィッド・バーナード。

 バンドはリハーサルを行いながら、クラプトンの膨大なレパートリーの中から、エレクトリックとアコースティックの両サイドからの選曲を進めていき、最終的にクラプトン自身のルーツを探求するような選曲となった。

 今回公開される劇場上映版には、後日発売されるDVD/ブルーレイとは一部別編集で、劇場上映版のみで見ることができるオフ・ショット、インタビューなどの15分以上の別映像が収録されている。

〇劇場上映版「エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ」楽曲リスト

「Driftin Blues」「Nobody Knows You When You’re Down And Out」「Golden Ring」「Black Magic Woman」「Man of the World」「For Kerry」「River of Tears」「Rock Me Baby」「Believe in Life」「Going Down Slow」「Layla」「Tears in Heaven」「Bad Boy」「Got My Mojo Working」

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