トランスジェンダー公表の中山咲月、初フォトエッセー「自分ですら扱いにくい性別」

トランスジェンダーであることを公表しているモデルで俳優の中山咲月が初のフォトエッセー「無性愛」を9月17日に発売することが分かった。

中山咲月
中山咲月

エッセー発売を記念してオンライン&対面個別トーク会も開催

 トランスジェンダーであることを公表しているモデルで俳優の中山咲月が初のフォトエッセー「無性愛」を9月17日に発売することが分かった。

 中山は「皆さんに、改めて報告したいことがあります。自分、中山咲月は、トランスジェンダーです。今まで女性役を演じたこともありますが、女性として認識されることは辛く、性別という枠を越えて俳優業をやらせていただきたいと心に決めました。トランスジェンダーというと、『じゃあ女性が好きなの?』と聞かれることがありますが、自分はこれにプラスして無性愛者(asexual)の特性も持っています。自分ですら扱いにくい性別ですが、無性愛者のセカイを、人に伝え、知ってもらいたい。そんなふうに思い、このフォトエッセーを出版させていただく運びになりました。性別の枠を越え、人間・中山咲月としてご覧いただけたら、こんな幸せなことはありません」とコメントした。

 13歳でモデルデビューした中山は、ファッション誌などで活躍。俳優としても、テレビ朝日「仮面ライダーゼロワン」で亡役を演じるなど、中性的でミステリアスな雰囲気が人気を博している。

 エッセー発売を記念してオンライン&対面での個別トーク会も開催。オンラインでは9月17日に「HMV&BOOKS online」にて開催。また、対面では大阪・HMV&BOOKS SHINSAIBASHIで9月18日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYAで9月19日に実施予定(※緊急事態宣言の解除によりイベント開催予定、国などの行政機関からの要請に準じて延期、または中止になる場合もあり)。

次のページへ (2/2) 【写真】中山咲月フォトエッセーの一部
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