35歳のグラドルがミスコンに“殴り込み” 紆余曲折を経験した30代が放つ大人の魅力
「FLASH」編集部(光文社)が主催し、今年で16回目の開催となる「ミスFLASH2022」のオーディションに、最年長の35歳でエントリーしているグラビアアイドル・日里麻美。2017年には「ミス東スポ」グランプリに選出された経験を持つ彼女に、30代半ばで再びグラビアに挑戦することを決めた理由を直撃した。30代グラドルにしか出せない魅力とは。
今年9月で36歳になるグラドル・日里麻美 18歳の候補者も参加する「ミスFLASH」に挑戦
「FLASH」編集部(光文社)が主催し、今年で16回目の開催となる「ミスFLASH2022」のオーディションに、最年長の35歳でエントリーしているグラビアアイドル・日里麻美。2017年には「ミス東スポ」グランプリに選出された経験を持つ彼女に、30代半ばで再びグラビアに挑戦することを決めた理由を直撃した。30代グラドルにしか出せない魅力とは。(取材・文=安藤かなみ)
――グラビアアイドルの年齢層が低下している中、35歳でミスコンに挑戦。その真意を教えてください。
「2017年に『ミス東スポ』になってから数年経ち、グラビアの仕事が減りつつあります。でも、まだまだグラビアをやっていきたい。何かを変えないといけないと思いながら、何をしたらいいのか分からなかったんです。そこで、『ミスFLASHになれたら何か変わるきっかけになるんじゃないか』と思って、応募することにしました。
周りの人や、自分のファンの人も予想外だったみたいで、驚かれましたね。今回のオーディションにエントリーしている候補者の中には、18歳の子もいたんです。私の半分ですね(笑)。その子は最初の審査で落ちてしまいましたが、見守るように応援していました」
――岡山出身の日里さんは27歳で上京し、芸能活動を始めましたが、そこに至った経緯を教えてください。
「30歳を手前にして『これまで好きなことをしながら生きてきたけど、私は何をやりたかったんだろう』と考えたときに、芸能の仕事をしたかったんだと思い出して。今しかできないから上京しようと決めて東京に来ました。それまでは、専門学校を卒業して、イルカの調教師の研修生として施設で働いたり、トンボ玉を作る工房で働いたり、WEBデザイン会社でアルバイトをしたりしていましたね。
上京してからは、女優がプロレスをするという団体に所属してプロレスもやりました。でも、そこの団体が本物のプロレス団体になることに決まったタイミングで『プロレスラーではなく、タレントとして生きたい』という思いが強くなって、団体を辞めることに。その最中で挑戦していた『ミス東スポ』でグランプリを取ることができました」
――2017年に「ミス東スポ」に輝いてから、仕事量に変化はありましたか。
「増えはしなかったです(笑)。でも、幅を広げることはできました。東スポ自体が公営競技に強く、私も地方競馬の予想会に出ることもあったので、公営競技は全部覚えましたね。競馬、競輪、競艇、オートレースとか……。
SNSのフォロワーはちょっと増えました。だけど、グランプリを取ったからといって直接的に何かが変わるわけではありませんでした。当時、私もそこまでグラビアに情熱があったかと言われればそうではなく、『活動の幅を広げたい』という思いの方が強かったんです。ミス東スポとして1年間の任期を終えた後もその思いは変わらなかったのですが、新しい事務所に所属したことで意識が変わりました。グラビア専属のマネジャーがいて、所属している人もみんな“ザ・グラドル”という人ばかり。実際に雑誌の撮影に行ったら、すごく楽しくて。33歳にして、『ちゃんとグラビアと向き合いたい』という思いが湧いてきました」