STU48の「笑顔印」が卒業…薮下楓、最後の瞬間まで貫いたアイドルらしさ
「STU48の笑顔印」――。常に笑顔でグループを牽引してきた薮下楓の目にも、卒業コンサートのフィナーレの瞬間は涙があふれた。それでも、大好きなメンバーとファンとともに、「最後まで自分らしく」という思いが詰まった時間だった。
“STU48の笑顔印”薮下楓が8日の卒業コンサートでアイドル人生に幕
「STU48の笑顔印」――。常に笑顔でグループを牽引(けんいん)してきた薮下楓の目にも、卒業コンサートのフィナーレの瞬間は涙があふれた。それでも、大好きなメンバーとファンとともに、「最後まで自分らしく」という思いが詰まった時間だった。
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の1期生・薮下は8日、STU48初の卒業コンサートをもって、約4年半のアイドル人生に幕を下ろした。
同日昼に行われた、自身がリーダーを務める課題活動ユニット「MiKER!」の公演を含め、全43曲にフル参戦。「MiKER!」公演ではメンバー一人一人とユニット曲を披露し、卒業コンサートでは1期生やドラフト3期生、盟友・石田千穂との“ふうちほ”コンビなど、全員での歌唱以外にもこだわりがちりばめられ、別れの寂しさを上回る、“今この瞬間を楽しむ”気持ちが感じ取れた。
「セットリストはスタッフさんと相談しながら自分の思い入れのある曲を入れたり、なかなか披露できていなかった曲などを入れました! 卒業コンサートのサブタイトル『楓がいたこと』になぞらえて、『ここにいたこと』を披露できたことも思い出になりました」
薮下はアイドルとしてのポリシーとして、「(見てくださる方を)楽しませるというよりは、自分が一番楽しむこと」を大事にしてきた。そんな常に笑顔いっぱいの姿に、メンバーやファンは元気と勇気をもらってきた。
卒業コンサート内でビデオ出演したSTU48初代キャプテンでAKB48兼任の岡田奈々が、「人一倍責任感が強い楓ちゃん。グループをずっと引っ張ってくれてありがとう。私たちは、楓ちゃんの笑顔に元気をもらっていました」とメッセージを送れば、薮下を慕い、迫り来る別れの瞬間に何度も涙していた17歳の甲斐心愛は、「薮下はずっと笑顔。こっちも笑顔になる」と“笑顔印”たるゆえんを語っている。