【ズバリ!近況】「トイレの神様」植村花菜は家族で米国から一時帰国し実家滞在 1人息子もおばあちゃん大好き
2010年に大ヒットした「トイレの神様」。祖母と孫の心温まる交流を歌った優しい歌で、幅広い年齢層の心をつかんだ。ドラマ化されるほど人気となったこの歌を歌っていたのは、シンガーソングライターの植村花菜さん(38)。自身の体験を元にこの歌を作った植村さんはその後、どうしているのか。兵庫県内のとある駅近くのホテルで会った植村さんに聞いた。
2016年末からニューヨーク拠点だったが日本で足止めされている
2010年に大ヒットした「トイレの神様」。祖母と孫の心温まる交流を歌った優しい歌で、幅広い年齢層の心をつかんだ。ドラマ化されるほど人気となったこの歌を歌っていたのは、シンガーソングライターの植村花菜さん(38)。自身の体験を元にこの歌を作った植村さんはその後、どうしているのか。兵庫県内のとある駅近くのホテルで会った植村さんに聞いた。(取材・構成=中野裕子)
2016年末に米ニューヨークへ家族3人で引っ越し、それ以降はニューヨークを拠点に米国と日本で音楽活動をしていました。ところが、19年の12月に日本でのツアーとビザ更新のために一時帰国した後、新型コロナウイルス感染症が日本やニューヨークで拡大し、その影響でアメリカ政府が移民ビザの発給を一時的に停止してしまったので、ニューヨークへ戻れなくなってしまいました。今はビザの発給は再開されたのですが、まだ面接を待っている状態です。
日本にいる間は、この春、小学校1年生になった息子と主人と一緒に、3人で兵庫県の実家に滞在しています。いつビザが下りてニューヨークに帰れるようになるのか予測ができず、日本で家も借りられないので、両親のお世話になっています。ニューヨークに帰れないのはいろいろと大変なこともありますが、このような非常時に家族が一緒にいられることは、何かあったときに支え合えるので安心できますし、何より息子はおじいちゃん、おばあちゃんが大好きなので、一緒に暮らせることをとても喜んでいます。
性格が真逆の夫とは今も仲良し
主人とは、私が12年に米国へ2か月間、ギター1本背負って1人旅に行ったときにニューヨークで知り合いました。彼は当時、ニューヨークと日本を行ったり来たりしながら音楽活動をしていました。出会ったときから、一緒にいてこんなにも気を遣わずに自分らしくいられる人とは今まで会ったことがないなぁと不思議な感覚を持ったことを覚えています。
主人はどんな人か? 性格は私とは真逆です。私はチャキチャキしていて思い立ったら即行動の猪突猛進タイプですが、主人はまるで仏様のように穏やかで慎重。でも、2人とも生き方や考え方で大事にしているポイントが一緒だから、結婚して8年半になりますが、今も共感でき尊敬でき、一緒にいるとすごく勉強になります。子どもが学校へ行った後は2人で食品の買い出しに行ったりお互い仕事をしたりして、たまに息子が寝た後なんかに、2時間も3時間も子育てや、仕事、日々感じたことなどいろんな話をしています。