3年ぶり連載再開に全世界が歓喜、コミックス3冊同時発売 「聖闘士星矢」怒とうの展開へ
8日、秋田書店より「聖闘士星矢」関連のコミックスが3冊、同時に発売された。
「星矢前」と「星矢後」
8日、秋田書店より「聖闘士星矢」関連のコミックスが3冊、同時に発売された。
1冊は「聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話」(星矢ND)の最新第13巻。そしてもう2冊は、「聖闘士星矢 Final Edition」の第1巻、第2巻である。
前者は「週刊少年チャンピオン」誌上で不定期連載中の「星矢ND」の最新刊になるが、これに続く続編が、3日に発売された「週刊少年チャンピオン」誌上で連載を再開。
物語の概要はというと、これまで黄金十二宮とされてきた聖域に、十三番目の蛇夫宮が出現。十三番目の黄金聖闘士として、蛇遣座のオデッセウスが現れたことで、衝撃の展開へと向かっていくが、驚くことに「星矢ND」の連載が再開されるのは、実に3年ぶり(!)のこと。
それだけに、SNS上だけを見ても歓喜のコメントが多数散見される。
「まって??星矢ND再開してんの!?!買わなきゃ!!!」
「星矢ND連載再開しとるやんけ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「週刊少年チャンピオン買ったよー! 星矢ND、めちゃくちゃ面白い!! 続きが気になる!!」
ご存知の通り、「星矢ND」の連載が止まっていた間には、全世界にコロナ禍に見舞われ、状況が一変してしまったが、その全世界の待ち望んだ「星矢ND」の続編が、満を持して帰ってきたことになる。
これだけ全世界、と書くと、大げさに聞こえるかもしれないが、「聖闘士星矢」においてはこれが大げさでもなんでもない。
事実、聖闘士星矢公式サイトによれば、「1986年10月11日、テレビ朝日系列にて、テレビアニメ『聖闘士星矢』の放送が開始! 約3年近くの放映で、平均視聴率は11%を記録。フランスをはじめとする欧州各国など80カ国以上で放映され、中でも熱狂的なジャパニメーション支持国のブラジルでは、アニメ『聖闘士星矢』の印象があまりにも強かったため、日本で使う『戦前』『戦後』というような意味合いで、『星矢前』『星矢後』という言葉が存在する国際派アニメに!」との記述があるほど。
日本にいるだけでは気づきにくいが、地球の裏側でも「聖闘士星矢」のアニメ主題歌は、平気で現地のファンに日本語で歌われている事実も存在する。
もちろんアニメ放送だけではない。アメリカ、フランス、中国……など、世界の主要国で「聖闘士星矢」の原作漫画は現地の言語に翻訳されて出版されており、フィギュアの販売、最近ではオンラインゲームなどを含め、いまだに大きなムーブメントを展開中なのだ。
おそらくそれを察してなのか、例えば車田正美公式サイト「生々流転」にあった、2020年6月2日の「日記」にはこうある。
「遅ればせながら、疫病退散の神様 アマビエ様を描いてみた。コロナ降伏! 全世界に光あれ!!」(原文ママ)とコメントがあり、疫病退散の神様・アマビエ様が車田タッチで描かれているが、これもコロナ禍で苦しむ、全世界の車田作品を愛するファンに向けた、車田先生からのメッセージなのだ。