松本幸四郎、2年越し舞台が4日から開演「集大成を皆さまにご披露する日がついにきた」

歌舞伎俳優の松本幸四郎が3日、東京・千代田区の国立劇場小劇場で行われた第4回日本舞踊未来座 祭(SAI)「夢追う子」の公開舞台けいこに出席した。

ステージを無事成功させてマスコミ関係者にあいさつする松本幸四郎【写真:ENCOUNT編集部】
ステージを無事成功させてマスコミ関係者にあいさつする松本幸四郎【写真:ENCOUNT編集部】

イギリス民謡やサンバも導入、世界との“友好”を込めた舞台

 歌舞伎俳優の松本幸四郎が3日、東京・千代田区の国立劇場小劇場で行われた第4回日本舞踊未来座 祭(SAI)「夢追う子」の公開舞台けいこに出席した。

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 同舞台は東京五輪開催に合わせて昨年開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。満を持して4日から上演されることが決まった。

 タイトルの「SAI」とは「Succession And Innovation」(継承と革新)。日本舞踊の伝統を引き継ぎながらも“いま”こそ輝き、そして“未来”へと光を放つ公演でありたい、という願いが込められている。

 構成・演出を担当した幸四郎は「いよいよ明日、2年越しの公演が開幕いたします。多くの流派の日本舞踊家の集合体『日本舞踊協会』が『踊りたい』、『見ていただきたい』との思いを力に50名以上の方々とリモートけいこから公演に向けて前進し、その集大成を皆さまにご披露する日がついにやってきました」と報告し、「日本舞踊家が夢に向かって舞い踊る力強いエネルギーを、ぜひ劇場で受け取っていただきたいです。皆さまの未来への希望や勇気となりますように。心よりご来場をお待ちしております」とのコメントを発表した。

 ステージでは新進気鋭の若手からベテランまで総勢約50人の日本舞踊家がエネルギッシュに踊り力感あふれる“祭”を表現。日本舞踊ながらイギリス民謡や「ジェームス・ボンドのテーマ」、さらにブラジルのサンバや韓国のサムルノリ風のリズムなど世界各地の音楽も取り入れており、五輪の精神のような世界との“友好”を込めた舞台となっている。

次のページへ (2/2) 【写真】公開けいこで熱演した松本幸四郎の姿
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