堀ちえみが闘病で学んだこと「楽しいことや素晴らしいものに目を向けて過ごす方がお得」

2019年に食道がんと舌がんの手術をしたタレントの堀ちえみが1日、都内でGEヘルスケア・ジャパンの「ポケットエコーVscan Air新製品記者発表会」に出席し、闘病経験を語った。

闘病経験を語る堀ちえみ【写真:ENCOUNT編集部】
闘病経験を語る堀ちえみ【写真:ENCOUNT編集部】

ポケットエコーVscan Air新製品発表で2019年の舌がんなどの闘病経験語る

 2019年に食道がんと舌がんの手術をしたタレントの堀ちえみが1日、都内でGEヘルスケア・ジャパンの「ポケットエコーVscan Air新製品記者発表会」に出席し、闘病経験を語った。

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 堀は「私は2019年に舌がんを患いましてステージ4と告知を受けました。2019年2月に手術をしまして腫瘍を取り除き、結果、舌の6割以上を取って、太ももの一部を移殖しましたので今もリハビリ中です」と紹介。さらに、「病はどんな病も早期に発見し、早期に治療するのが一番大切だと身をもって痛感しております。患者にとって命をつないでもらえる大切な検査ですので、待たないで一刻も早く病気を見つけられるのは、進化した時代が来たと心強く、病気と向き合っていきたい」と続けた。さらに新製品の機能には「体が動けないからと検査が後回しになるのを防げる。患者の家族にとっても患者を抱えて病院に連れていく苦労も軽減を期待できる。心から感謝の気持ちでいっぱいです」と語っている。

 また「医療が日々、進歩していますので、告知を受けてショックは大きいと思いますが、希望を持って乗り越えていきましょう」と呼びかけた。

 発表会後には報道陣の質問に答える形で通院やリハビリについて言及。「通院は耳鼻科と口腔外科の合同の手術を行いましたので、3か月に1回はそれぞれの科を受けるようにしています。食道がんの方も患いましたので、そちらの経過観察は半年に1回、胃カメラを飲んで再発がないか診ていただいでいます」。リハビリは「1か月に1回、あるいは3か月に1、2回、口腔外科のリハビリ」とし、ボイストレーニングもリモートで指導を受けていると紹介した。

 現在の体調は「体は元気。しゃべり方が後遺症として残ってしまったので、たくさん言葉をすらすらと話せるように自主的にも1日最低でも15分はリハビリとボイトレをやるように心がけ、積み重ねています」とした。さらに「人間はハンディを持つとカバーして伸びしろを探す、すごい生物。病気をして痛感しました。言葉がつたなくなってしまった分、自分の口が楽器だと思って自分で操作をして奏でることをイメージしてやっていたら、結果、音域が伸びました」と紹介した。舌の仕組みを以前より考えるようになったとし、「要は頭を使った。口が使えない分」と語ると「一つ何かをなくしたら一つ得ることができればいいと思って、この2年、自分の落ち込んだ気持ちを奮い立たせて生きてきました。生きていれば何でもできると思っています」と語っている。

 来年はデビュー40周年。「今、会場や日時はコロナ禍で、いつというのは決められないもどかしさはありますが、めども立っていませんが、1曲でも多く歌って、皆様にご心配をおかけした分、安心していただけるように頑張りたい」。「そこを一つの目標に頑張っています。実現させます」と続けた。

 最後は「最初は、命は助かったけど、この先、どうやって生きていこうかと思っていたところからのスタート。落ちるとこまで落ちた。あとは楽しみしかないという気持ちです」。さらに「この病気をした後は見る物すべてがキラキラ輝いています。つらいことがありましたが、瞬間、瞬間が楽しい。今、大変な世の中ですが、つらい方に目を向けるのではなく、楽しいことや素晴らしいものに目を向けて過ごす方が、同じ生きているなら、そっちの方がお得と思っています」と語った。

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