美空ひばり、幻のアナログ盤ジャズアルバム2作品が復刻発売 命日にファン待望の同時リリース

美空ひばりの1960年代の貴重なジャズアルバム2作品が、ひばりの命日であり、今年で33回忌となる6月24日にアナログ盤として復刻発売されることが決定した。

美空ひばり
美空ひばり

56年前の録音がみずみずしくよみがえる「ひばりとシャープ」

 美空ひばりの1960年代の貴重なジャズアルバム2作品が、ひばりの命日であり、今年で33回忌となる6月24日にアナログ盤として復刻発売されることが決定した。

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 両作品共にそれぞれLP作品として復刻されているが、リリース後に即完売し、今では入手困難となっているため、再復刻を望むファンからの強い要望があった。

 ひばりは日本の流行歌手として1954年に最初にLPアルバムを制作した歌手だが、今回復刻されるのは61年に発売の全曲外国曲の日本語カバーアルバム「ひばりとシャープ」と65年に発売のナット・キング・コールをしのんだアルバム「ひばりジャズを歌う」の2作品。

「ひばりジャズを歌う」は英語と日本語の歌詞がほぼ半分ずつという構成で、「ラヴ」や「魅惑のワルツ」などCMソングとして使用された楽曲も多く収録され、ジャズ好きにも歌謡曲好きにも両方に楽しめる作品となっている。

 一方、「ひばりとシャープ」は全曲外国曲の日本語によるカバーで「虹の彼方」や「ダニー・ボーイ」などのスタンダード作品を楽しむことができる。

 2作品ともにひばりのステージを支えてきたビッグバンド、原信夫とシャープス・アンド・フラッツによる演奏。また、「ひばりとシャープ」は当時モノラル盤とステレオ盤の2種類が発売されたが、今回はモノラル盤として復刻、56年前の録音がみずみずしくよみがえり、ステレオ盤では味わえない芯の太さを感じ取ることができる。

 今回復刻となる2作品ともにひばりのいぶきを身近に感得することができるファン必聴の作品となっている。

次のページへ (2/2) 【写真】「ひばりジャズを歌う」「ひばりとシャープ」、実際の写真
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