AKBが1年5か月ぶり単独コン開催 「乃木坂に越されました」で悲鳴も、48曲ノンストップで底力見せた

AKB48が23日、横浜・ぴあアリーナMMで行われた「AKB48 15th Anniversary LIVE AKB48単独コンサート ~好きならば好きだと言おう~」を開催し、2時間半の公演で全48曲をノンストップで披露した。前日22日に最後の1期生・峯岸みなみが卒業後、初めての単独公演となったこの日。メンバーたちはAKB新時代の勢いを存分に見せつけた。

48曲ノンストップで底力見せたAKB48【写真:山口比佐夫】
48曲ノンストップで底力見せたAKB48【写真:山口比佐夫】

1曲目からギア全開の柏木由紀

 AKB48が23日、横浜・ぴあアリーナMMで行われた「AKB48 15th Anniversary LIVE AKB48単独コンサート ~好きならば好きだと言おう~」を開催し、2時間半の公演で全48曲をノンストップで披露した。前日22日に最後の1期生・峯岸みなみが卒業後、初めての単独公演となったこの日。メンバーたちはAKB新時代の勢いを存分に見せつけた。

 2020年12月で劇場オープン15周年を迎えたAKB48は、今年12月7日までを「AKB48 15th Anniversary Year」として活動。今回のコンサートは20年1月21日にTOKYO DOME CITY HALLで実施された単独公演以来、約1年5か月ぶりに開催された。演出は柏木由紀が務め、全48曲がノンストップで披露されるグループ初の試みに挑戦した。

 1曲目「愛の存在」のイントロとともに登場した総監督・向井地美音の「48曲ノンストップで行きます!みんな、着いてこーい!」という開幕宣言で、会場はいきなりどよめいた。今回の単独公演の演出を担当した柏木も「マジで48曲、ノンストップで行きます!みんな、着いてきてねー!」と1曲目からギア全開。

「大声ダイヤモンド」「サステナブル」などシングル表題曲を含む5曲を全員でパフォーマンスすると、今度はTeam Aのみがステージに登場し「胡桃とダイアローグ」を披露。小栗有以の「チームAに会うたびに好きになってください」のかけ声で、「君に会うたび 恋をする」がスタートし、正統派アイドルの魅力を客席に届けた。

 続いて登場したTeam Kはゴールドのスパンコールがまぶしいド派手な衣装に身を包み、エネルギッシュなパフォーマンスで会場の空気を一変させた。Team Bはウエートレス風のキュートなコスチューム、チーム4は白地に大きな花柄のワンピースと各チームの個性を表現した衣装で登場し、持ち曲を次々に披露。Team 8のメンバーもそれぞれの所属するチームの衣装で「47の素敵な街へ」を元気いっぱいに歌いあげた。

 その後もユニットコーナーや、加入時期ごとに分かれてパフォーマンスを続々と披露。両手では数えきれないほどの回数の衣装替えをこなし、息をつく暇もない怒とうのセットリストでファンを盛り上げた。

「抱きしめちゃいけない」では向井地が「現在は35曲目です!まだまだ続くけど、メンバーのみんな頑張るぞー!」と気合を入れ直す場面も。冒頭に宣言した通り、ノンストップ・MCなしで終盤まで一気に駆け抜けた。

 グループにとって思い入れが詰まった名曲「夕陽を見ているか」では、次世代エースの呼び声が高い小栗がマイクを握り「先輩方がつないでくださったバトンを受け継いで、これからは私たちの世代が大切に歌い継いでいきます」と覚悟を込めてファンに語りかけた。

 44曲目の「ファンレター」を終えたところで、本編は終了。ここまで約半数の20曲に出演した柏木は「私たちの思いや気合が伝わっているとうれしい」と涼しい顔でニッコリ。「今までAKBを作ってくれたメンバーへの感謝を忘れず、これからのAKBはもっともっと大きなステージを目指します。私たちを選んで応援してくださっているファンの皆さんにとって誇れるグループでありたいと思います」と決意を口にし、詰めかけたファンに深々と頭を下げた。

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