同期を超えた唯一無二の絆 STU48、矢野帆夏×薮下楓をつなぐ“グループを思う心
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の1期生・薮下楓は今年4月、グループからの卒業を発表した。大好きなSTU48、苦楽をともにしてきたメンバー・ファンと過ごす時間も限られるなか、同じ1期生にして課外活動ユニット「MiKER!」で中心的な役割を担う矢野帆夏を対談相手に迎え、本音トークを展開してもらった。お互いのファーストインプレッション、最愛の「MiKER!」メンバー、今だから聞きたいこと……。全3回にわたって、2人の言葉が織りなす“唯一無二の絆”をお届けする。
矢野帆夏と薮下楓を接近させた「休業」と「リーダー代理」の経験【対談前編】
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の1期生・薮下楓は今年4月、グループからの卒業を発表した。大好きなSTU48、苦楽をともにしてきたメンバー・ファンと過ごす時間も限られるなか、同じ1期生にして課外活動ユニット「MiKER!」で中心的な役割を担う矢野帆夏を対談相手に迎え、本音トークを展開してもらった。お互いのファーストインプレッション、最愛の「MiKER!」メンバー、今だから聞きたいこと……。全3回にわたって、2人の言葉が織りなす“唯一無二の絆”をお届けする。
――お2人は同じ1期生で、かつての課外活動ユニット「せとまいく」では、リーダーの薮下さんが休業した際、矢野さんがリーダー代理を務めた関係でもあります。お互いのファーストインプレッションは?
矢野帆夏(以下、矢野)「私は最初、ふうちゃんはグループの中でもあまり話すことのないメンバーだろうなと思っていました。大事な存在と意識し出したのは、ふうちゃんが(2019年5月に)休業したとき。(同じユニットの)『せとまいく』のリーダーを務めてくれていたけど、リーダー代理を任されてから、たくさんコミュニケーションをとるようになりました」
薮下楓(以下、薮下)「初期は本当にしゃべらなかった(笑)。一緒にお仕事をする機会も少なかったからね」
矢野「実は、共通点があまりない(笑)」
薮下「ほのたん(矢野)は誰とでも仲がいいというか、みんなと同じ距離感で話せる人だなと思ってた」
矢野「私の中で、やっぱりリーダー代理を経験したのは大きかった」
薮下「ほのたんから長文の報告がよく来てた(笑)。最近こういうことがあったんだけど、どうしたらいいかなとか、当時の『せとまいく』をどういうグループにしたほうがいいんだろうねとお互いに話してた。すごく頑張ってくれていて、本当にありがたいなって思ってたよ」
矢野「休業しているから、グループのことをあまり耳にしたくないかなとも考えたけど、『せとまいく』のためにやってくれていたのをそばで見ていたから、ふうちゃんが築いてきてくれたものを壊したくないと思って。『嫌われてもいい』くらいの気持ちで連絡してた(笑)。決定事項を逐一報告したりね。たぶん、嫌だったと思う(笑)」
薮下「そんなことない! うれしかったよ」
矢野「本当? じゃあ、良かった(笑)」