【コメント全文】キンコン西野原作「えんとつ町のプペル」が国際アニメ映画祭にノミネート

お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣が製作総指揮・原作・脚本を務めたアニメ「映画 えんとつ町のプペル」(廣田裕介監督)が、世界最大規模のアニメーション映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門「L'officielle」にノミネート選出されたことが分かった。20日に映画祭から発表された。

「キングコング」の西野亮廣【写真:ENCOUNT編集部】
「キングコング」の西野亮廣【写真:ENCOUNT編集部】

カンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立し設立された栄誉ある賞

 お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣が製作総指揮・原作・脚本を務めたアニメ「映画 えんとつ町のプペル」(廣田裕介監督)が、世界最大規模のアニメーション映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門「L’officielle」にノミネート選出されたことが分かった。20日に映画祭から発表された。

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 本作は、昨年12月に公開され、興行収入24億円を超える大ヒットを記録し、第44回日本アカデミー賞で優秀アニメーション作品賞を受賞。多くの話題を集めている。

 アヌシー国際アニメーション映画祭は、1960年にフランス・カンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立し設立されたアニメーションの国際映画祭で、アニメーション映画祭としては世界最大規模を誇り、毎年国内外の約200作品が上映されている。2021年の映画祭開催日程は6月14日~19日を予定している。

 今年も、95か国から2892作品の応募があり、そのうち219作品がオフィシャルセレクションに選ばれた。その中でも、長編映画コンペティション部門「L’officielle」は、映画祭の花形ともいえる部門で、世界中のアニメーション映画から、わずか11本の選出となった。新人監督による、世界的には無名ともいえる本作品が、この「L’officielle」に選出されるのは、まさに快挙と言える。

 先日のロッテルダム国際映画祭のクロージング作品としての招待に続き、立て続けに、ヨーロッパの有力映画祭から高い評価を受け、ますます世界からの注目を集めている。

 西野のコメント全文は以下の通り。

「朝から晩まで黒い煙に覆われている『えんとつ町』で、それでも星を探している挑戦者達の物語が、このタイミングで世界から選ばれました。

 きっと、この作品は『役目』を与えられたのだと思います。

 これからもエンターテイメントを通じて、明るい話題と希望とエールを届けていきたいと思います」

 廣田監督のコメントは以下全文。

「アヌシー国際アニメーション映画祭は、アニメーションに携わる者にとってはまさに憧れの場であります。

 そのような大変な歴史ある大きな映画祭で、この作品を選出いただき、とても光栄に思います。

 スタッフ、キャストの皆様、応援してくださっている皆様にも、この場を借りてあらためて感謝いたします。

 先の見えないこのようなときだからこそ、世界中の方に見ていただき、感じて、楽しんでいただけることが重要だと思います。

 現地に足を運べないのは残念ではありますが、これからのアニメーションの発展とともに、映画祭の成功をお祈りしています」

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