酒井法子、YouTube通して示す“TVの底力” アイドル時代から育ってきた業界への思い

5月1日に所属事務所から独立した酒井法子(50)が、ENCOUNT編集部のインタビューに応じ、現在の心境と今後の展望を語った。開設したYouTube「酒井法子チャンネル」は週1ペースで更新しており、6月には配信ドラマの撮影を予定。歌への情熱も含め、「一生懸命にやることが恩返し」と言葉に力を込めた。

事務所独立、YouTube活動について語った酒井法子
事務所独立、YouTube活動について語った酒井法子

単独インタビュー「酒井法子チャンネル」は職人たちが作る番組のよう

 5月1日に所属事務所から独立した酒井法子(50)が、ENCOUNT編集部のインタビューに応じ、現在の心境と今後の展望を語った。開設したYouTube「酒井法子チャンネル」は週1ペースで更新しており、6月には配信ドラマの撮影を予定。歌への情熱も含め、「一生懸命にやることが恩返し」と言葉に力を込めた。

 取材当日、酒井は都内のナイトクラブにいた。6月中に公開されるYouTube作品の撮影で「わがまま大物女優風」を演じていた。きらびやかな衣装を着て、オーバーアクション。「はい。OK~」の声でこの日の撮影が終了すると、「ありがとうございます」「また、よろしくお願いします」とスタッフたちにあいさつし、楽屋に戻った。そして、記者と対面すると、「今日はこんな感じ(わがまま大物女優風)で演じましたが、誤解しないでくださいね。普段は違いますから」と言い、ほほ笑んだ。

 国民的アイドルだった酒井も50歳。突然の独立発表、YouTubeチャンネルやツイッターアカウントの開設は大きな話題になった。

「息子が成人して、母親として肩の荷が降りたタイミングということもありましたが、50歳という年齢を機に『もう1度、頑張らせていただきたい』という思いになりました。ただ、この現場をご覧の通り、私のYouTubeチャンネルには10人以上のプロ、職人が関わっています。オールドメディアとされるテレビ界で活躍されてきた方も多くいて、一つ一つのクオリティーにこだわりながら動いてくださっています。私が『恩返し』の意味で、YouTubeの扉を開いたのですが、こうして助けていただいているので、一生懸命やることこそが『恩返し』であり、表現者としての役割だと思っています」

 言葉通り、「酒井法子チャンネル」は、テレビ番組の様相だ。第1弾では酒井が歌を披露した流れで、グルメリポート。第2弾ではシリアスな演技を披露した後に、タネの生産者から話を聞いている。そして、第3弾ではインフルエンサーの春木開とのやり取り後、世界的ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏と対談。コシノ氏から「人は、人に喜んでもらうために仕事をする」「悩み、失敗は財産。悩みは進歩の第一歩」「将来から見たら、今日が1番若い」などと教えられ、酒井は「かっこいいです。涙が出ます」と返した。

「コシノ先生は成功者で、自分のスタイルを持っていらっしゃるし、言葉の一つ一つが心にしみました。映像を見てくださった方、特に女性の方から『素晴らしかった。刺さりました』と感想をいただきました」

次のページへ (2/4) 対談が続いて「法子の部屋」の展開も…「おこがましいです~」
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