乃木坂46の4期生が見せた“明るい未来” 新曲「猫舌カモミールティー」を初披露

アイドルグループ「乃木坂46」が8日、「9th YEAR BIRTHDAY LIVE~4期生ライブ~」を幕張メッセイベントホールで開催した。

グループの未来を担う「乃木坂46」の4期生
グループの未来を担う「乃木坂46」の4期生

公演時間は約2時間半、全27曲のうち4期生楽曲が6曲

 アイドルグループ「乃木坂46」が8日、「9th YEAR BIRTHDAY LIVE~4期生ライブ~」を幕張メッセイベントホールで開催した。

 デビュー9周年を祝う「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」は、今年の2月に開催され、当初は期別ごとのライブも開催を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で期別ライブは延期に。3月末に1期生、2期生の単独公演が行われ、3期生、4期生の単独公演は5月の開催となった。

 6月9日にリリースされる27thシングル「ごめんね Fingers crossed」でセンターを担う遠藤さくらが、初選抜、初センターを飾った24thシングル「夜明けまで強がらなくてもいい」でライブは幕開け。その後、清宮レイ、筒井あやめのダブルセンターで「逃げ水」、早川聖来がセンターを務める「バレッタ」、再び遠藤がセンターを務める「ぐるぐるカーテン」と、シングル表題曲のラインナップで頭のブロックを締めた。

 次のコーナーでは、4期生メンバーにも乃木坂46のメンバーが歩んできた歴史を経験してほしいと、1期生の秋元真夏、齋藤飛鳥、高山一実がVTRで登場。下駄を履いてダンスする“下駄ップ”で「ガールズルール」、クイズに答え最下位になったチームのメンバーが、必死に自転車を漕ぎながら「走れ!Bicycle」をパフォーマンスするなど、かつて1期生がトライしてきた企画にチャレンジした。さらに、4期生ライブを観ていたキャプテンの秋元と松村沙友理が生中継でサプライズ出演し、4期生メンバーにねぎらいの言葉を贈った。

 後半戦のユニットコーナーでも、乃木坂46に数多く存在するユニット曲を先輩から引き継ぎ、躍進する4期生メンバー。本編終盤では、「MUSIC STATION」(テレビ朝日)でも披露された「I see…」をはじめ、「キスの手裏剣」「図書室の君へ」「Out of the blue」と4期生楽曲を立て続けに披露。本編ラストも4期生メンバーのために初めて書き下ろしされた「4番目の光」で締めくくった。

 アンコール1曲目では、27thシングルに収録される4期生の新曲「猫舌カモミールティー」を初披露。サプライズの披露だけあって、ファンにはたまらない1曲となった。最終楽曲の披露前、27thシングル表題曲でセンターを務める遠藤は「24枚目でセンターをやらせていただいたときより、確実に成長した姿を見せなきゃいけない焦りもあって、この期間は自分にとって、大きい過程はいくつもあると思うけど、それをしっかり乗り越えられるように強くなりたいと思います」と誓い、「先輩方と接することも増えたので、先輩方に甘えつつ、同期のみんなにも甘えつつ、一生懸命頑張ります」と笑顔で続けた。

 そして、4期生ライブのトリを飾ったのは、2012年5月にリリースされた2ndシングル「おいでシャンプー」。当時はまだ、小学生だったメンバーもいたはずだが、自身がアイドルに憧れ、そして乃木坂46の一員となり、先輩たちが残してきた歴史を受け継いでいく4期生の姿は、感極まるものがあったパフォーマンスとなった。

 公演時間が約2時間半、パフォーマンス楽曲全27曲のうち4期生楽曲が6曲、ゆえに21曲のグループの既存曲を4期生メンバーだけで歌い切った本公演。27thシングルの活動をへて、1期生メンバー松村の卒業が発表されるなど、今や乃木坂46は次世代メンバーへのシフトチェンジ、さらに白石麻衣や西野七瀬のようなスター作りが課題でもあるが、この公演で当グループの明るい未来が見えた4期生単独公演であった。

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