時代の変化を体験した「カエル世代」 STU48メンバー5人が4か月遅れの“成人式”実施

瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の新成人メンバー5人が2日、広島護国神社にて成人の日から約4か月遅れで「成人奉告祭」を行った。

成人奉告祭に参加した「STU48」(左から)鈴木彩夏、兵頭葵、薮下楓、渡辺菜月、宗雪里香【写真:(C)STU】
成人奉告祭に参加した「STU48」(左から)鈴木彩夏、兵頭葵、薮下楓、渡辺菜月、宗雪里香【写真:(C)STU】

広島護国神社で「成人奉告祭」を実施

 瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の新成人メンバー5人が2日、広島護国神社にて成人の日から約4か月遅れで「成人奉告祭」を行った。

 例年、国内AKB48グループの新成人メンバーは東京の神田明神に集まり、合同での成人式を実施してきたが、今年は新型コロナウイルス禍により、各地方からの移動は自粛。STU48は広島市のオンライン成人式が行われたこの日、1期生の兵頭葵と薮下楓、2期研究生の鈴木彩夏、宗雪里香、渡辺菜月の5名が成人奉告祭に参加した。

 自分で選んだあでやかな振り袖に身を包んだ5人は、緊張した面持ちで神殿入りし、巌かな雰囲気のなか、ご祈祷(きとう)を受けた。

 16歳でSTU48に加入した薮下は、「両親をはじめ、これまでの人生に携わってきた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。成人を迎えたということは人生の大きな一区切りだと思います。何事も責任を持って、人生を楽しめる大人になりたいです」と語った。

 AKB成人式で恒例となっている「今年の新成人を表現するなら何世代?」の質問に渡辺は、「アナログから地デジに、携帯電話からスマホに、平成から令和に、4Gから5Gにといったようなオタマジャクシからカエルになるように時代の変化を体験した世代だと思うので、まさに“カエル世代”だと思います』と答え、周囲の笑いを誘った。また、新成人として挑戦したいことについて、鈴木が「どんなことにもうろたえず、挑戦したいです」と意気込めば、宗雪は「食レポで愛媛県の名産を伝えたいです」と地元愛を口にした。

 STU48は、5月23日に広島で予定されている「ありがとう! STU48号ツアー」最終日をもって、船上劇場「STU48」に別れを告げる。兵頭は「船ができて初日の公演に出させていただいてすごく思い入れがあり、船で学んだことを今後生かしていけたらいいなと思っています。振り袖を着て、船で写真を撮れたことはとても貴重な思い出になりました」と船への思いを語った。

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