シン・RIZINへの伏線か RIZIN榊原CEOがメイウェザー&UFCダナ・ホワイト代表と仰天の再会
7日、午後3時過ぎ、格闘技界に衝撃が走った。
米国にあるメイウェザーの邸宅で撮影か
7日、午後3時過ぎ、格闘技界に衝撃が走った。
UFCのダナ・ホワイト代表が自身のインスタグラムに、RIZINの榊原信行CEOとプロボクシング元世界5階級制覇のフロイド・メイウェザーに挟まれたスリーショットを公開したのである。
しかもそこには「HOOOOOOOLY SHIIIIIIIT!!!!!! WTF is goin on here」とのコメントがつけられていた。
直訳すると、「やべぇ!! なんてこった!? はここにあるぜ」のような意味合いか。
場所は米国にあるメイウェザーの邸宅なのか。
土足厳禁らしく、ホワイト&榊原両氏は、靴の下に青っぽいビニールのようなものを履いている。
いつの間に榊原CEOは、アジア人への理不尽な襲撃が相次いで報道される米国に渡っていたのか。
その点だけでも驚きなのに、会っているメンツの無茶苦茶さ加減の前に、よく行くなーと驚かされた。
続いてその1時間後には、榊原CEOが自身のインスタに同様のスリーショットを公開。記載されたコメントには以下のようになっている。
「メイウェザーと打ち合わせをしていたところ『今からサカキバラに会わせたいヤツがいるから、電話で呼ぶよ』と言われ、ダナが現れてびっくりしました!
彼とは約15年ぶりの再会です。
この業界に戻って会いたかった男の一人です。
偶然から何か生まれることがあるかもしれませんね!」
さらに程なくして、今度はRIZINの笹原圭一広報のツイッターアカウントに動きがあった。
「(榊原)社長がダナ・ホワイトと引き合わされたのは、メイウェザーのドッキリだったようです。
ドッキリのスケールが大きすぎて最高です」
偶然なのか必然なのか、日米双方でトップを張る格闘技団体のトップにメイウェザーを含めた3者が出会ったこと自体が驚がくの事実だが、その意味をひもとくには、この3者の歴史を振り返らなければならない。
思えば、榊原CEOが1997年から携わってきたPRIDEの権利を、UFCの当時のオーナーだった、ロレンゾ・フェティータ氏に譲ったのが2007年。
その際、榊原CEOはPRIDEとUFCとの2大メジャー路線をロレンゾ氏に提案。
PRIDEを自身の娘にたとえながら、日本のファンの前でロレンゾ氏に娘を託す父親の心境を語ったこともあった。
しかも榊原CEOはその際に、競業禁止の契約書にサイン。
そこから丸7年間は格闘技の仕事に関わらない約束も交わしたのである。
ところが、程なくしてその契約書に書かれた内容との相違が発覚したと、榊原CEOはロレンゾ氏側に訴えられ、一時の間、両者の関係は険悪なものに……。
当然その裁判には、当時からUFCの代表を務めていたホワイト氏も関わっていたため、UFCと榊原CEOの関係性を考えると、今回のホワイト代表との再会は、非常に興味深いものだった。