なぜ歌い続けるのか AKB48グループメンバーが語るファイナリストLIVEに宿る魅力
数々のドラマとヒロインを生んできた、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の第3回大会ファイナリストらによるスペシャルステージ「ファイナリストLIVE」が、3月26日に行われた。生演奏をバックに本気で挑む一夜限りの特別ライブ――。3月31日の放送(TBSチャンネル1)を前に、AKB48グループを代表する歌い手9人の思いに迫る特別企画の最終回をお届けする。
【最終回】冒頭から大合唱で魅了 「メンバー1人ひとりの歌に酔いしれて」(岡田奈々)
数々のドラマとヒロインを生んできた、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の第3回大会ファイナリストらによるスペシャルステージ「ファイナリストLIVE」が、3月26日に行われた。生演奏をバックに本気で挑む一夜限りの特別ライブ――。3月31日の放送(TBSチャンネル1)を前に、AKB48グループを代表する歌い手9人の思いに迫る特別企画の最終回をお届けする。
■岡田奈々(AKB48/STU48)
――ソロコンサートも経験されているなかで、ファイナリストLIVEの魅力は?
「全国の48グループから歌うことが大好きな、魅力の違うメンバーが集まるので、勉強になることがたくさんあります。こういうふうに歌うと感情がこもって聞こえるんだな、声が伸びやかで声量が大きく聞こえるんだなとか、1人ひとりのいいところを聞きながら、自分もそれを身につけたいという思いで今回も出演させてもらいました。ファイナリストLIVEは生演奏、しかもAKB48グループ以外の楽曲も披露します。普段の公演やソロコンサートとはまったく違った空気感なので、新鮮で楽しいです」
――今回のファイナリストLIVEの見どころを教えてください。
「見どころが多すぎて、正直選ぶのが難しいです(笑)。冒頭の『I Will Follow Him』(天使にラブソングを)の大合唱、黒沢(薫)さんに作っていただいた新曲『はじまりの唄』の披露ももちろんですし、個人的にやらせていただくソロ曲の『ラバソー ?lover soul?』(柴咲コウ)と『炎』(LiSA)も大注目していただきたいです。決勝大会でも『炎』を歌いましたが、今回はフル尺なので、また違った部分が見えると思います」
――ファイナリストLIVE出演メンバーによるオリジナル曲も初披露でした。
「『はじまりの唄』は本当に難しくて、最初に聞いた瞬間は無理かもと思いました(苦笑)。でも、黒沢さん自ら歌唱の指導をしてくださって、私たちを褒めて伸ばしてくださったおかげで、自信を持って本番に臨むことができました。個人的には、私のパートで『このフレーズを君に』、(SKE48の)野島樺乃ちゃんの『このメロディーを私に』と歌う掛け合いのところが好きで、ハモリには気合を入れています」
――TBSの竹中優介プロデューサーは、第1回の歌唱力No.1決定戦から大会をけん引している岡田さんがステージ上にいれば大丈夫と思えるくらい、頼りにしていると話されています。
「本当にありがたいお言葉です。第1回は挑戦ということで、今までなかったイベントなので、歌も好きだしやってみたいなという思いで参加しました。第2回に関しては出ないつもりでしたけど、歌う機会を逃したくないと最終的に出場しました。振り返ると、歌が好きだからという理由のほかに、AKB48・STU48と自分が所属しているグループでなかなか生バンドと一緒に歌う機会がなかったメンバーと一緒にステージを経験することで、何か力になることもできるんじゃないか、経験者として何かアドバイスをできるんじゃないかなと。ただ自分が勝つためだけじゃなくて、イベントを盛り上げること、後輩に寄り添うことは考えています」
――第3回ファイナリストLIVE、そして「はじまりの唄」の歌唱メンバーには、STU48の1期生・矢野帆夏さん、2期研究生の池田裕楽さんもいます。
「ほのたん(矢野)は第1回から頑張っていて、第2回は残念ながら決勝大会を(けがで)欠場してしまったけど、第3回でまた結果を残せて良かったなと思います。池田ちゃんに関しては、第1回のファイナリストLIVEを見てSTU48のオーディションを受けたという話を聞いた時に、自分がきっかけになったというだけで出場して良かったと感じました。このつながりはもう運命ですよね。私きっかけでSTU48に入って、歌唱力No.1決定戦に出て、1位も取ってしまうという。1年で追い抜かされてしまいました(笑)」
――ファイナリストLIVEの放送を見る方へメッセージをお願いします。
「今までのファイナリストLIVEの中でも、歌に対する情熱、挑戦度は一番だと思います。冒頭から大合唱が始まるので、メンバー1人ひとりの歌に酔いしれてもらって、何か日々の心の癒しになればうれしいです」