「King & Prince」岩橋玄樹、グループ脱退&事務所退所「色々な葛藤がありました」

ジャニーズ事務所は29日、6人組アイドルグループ「King & Prince」の岩橋玄樹がグループを脱退および事務所を退所することを発表した。

ジャニーズ事務所【写真:ENCOUNT編集部】
ジャニーズ事務所【写真:ENCOUNT編集部】

2018年11月からパニック障害の治療に専念するため芸能活動を休止していた

 ジャニーズ事務所は29日、6人組アイドルグループ「King & Prince」の岩橋玄樹がグループを脱退および事務所を退所することを発表した。

 岩橋は2018年11月から長年患ってきたパニック障害の治療に専念するため芸能活動を一定期間休止していた。19年2月には一部活動再開を報告していたが「この度の一部活動再開を見送り、引き続きパニック障害の治療に専念させていただきますことをご報告申し上げます」と活動再開を見送っていた。

 King & Princeは平野紫耀、永瀬廉、高橋海人※、岸優太、神宮寺勇太、岩橋による6人が「Mr.King vs Mr.Prince」として15年に結成。その後、18年にKing & Princeにグループ名を変更した。同5月にシングル「シンデレラガール」でデビュー。18年11月から岩橋が活動休止後は5人で活動を続けていた。

 岩橋は1996年12月17日生まれの24歳。2010年10月31日にジャニーズ事務所に入所し、14年5月にはSexy Zoneの弟分ユニット「Sexy Boyz」のメンバーに選出されていた。King & Princeとしてデビュー後は1stシングル「シンデレラガール」、2ndシングル「Memorial」に参加していた。

 岩橋は公式サイトを通じて「まずはじめに、応援してくださっているファンの皆様、そしてお世話になった関係者の皆様にきちんとしたご報告が長い間出来ていなかった事をお詫びいたします。僕は2018年から、小さいころから患っていたパニック障害を治療するために、入院をして、自分なりに頑張ってなんとか回復させて、また皆さんの前にたてるよう、またメンバーと一緒の時間を過ごせるよう、これまで病気と向き合ってきました。でも、現在も僕の病気は完全には治っていません」(以下、原文ママ)と説明し、次のように続けている。

「僕の症状には波があり、ひどく症状が出てしまう時と、おさまっている時があります。そんな自分の状態をうまく説明できなくて、なかなか周囲の方に理解してもらえない時もありました。そして、休養をしてから2年以上が経過してしまい、いつもそばで見守ってくれたメンバーや、ずっと応援してくれているファンの皆さんに対して、はっきりとした報告もできないまま、この先もこれ以上待たせてしまう事が、本当につらく感じてしまいました。そのような気持ちを抱えて過ごす中で、色々な葛藤がありましたが、とても勝手かもしれませんが、自分のなかでの一つのけじめとして、2021年3月31日をもちましてKing & Princeからの脱退と、ジャニーズ事務所を退所させていただく事になりました」

 退所の経緯について明かした一方、「メンバーを含め、たくさんの方々が応援し続けて待ってくれているにも関わらず、自分の心の弱さから、皆さんとの約束を果たす事が出来なくなってしまった事を、本当に申し訳なく思っております。ティアラの皆さん、ずっと僕の事を好きでいてくれてありがとうございました。常に心配をかけてしまったけれど、どんな時でもティアラの皆さんの気持ちはすごく伝わっていました。約11年間応援してくれて本当にありがとうございました。新しい道に進んでも僕はティアラの事が大好きです」と感謝の思いもつづっている。

「この先、新しい道に進みますが、僕とメンバー、そしてティアラの絆は、この大きな空を通して永遠に繋がり続けると思います。またこの先、大きな壁が立ち塞がる事もあると思いますが、その時は自分自身に『大丈夫』と言い聞かせ、1人の人間としてより強くなりたいです。そして今後、病気が治った時はもっともっと笑っていたいです」と前を向きつつ、「多くの先輩方、仲良くしてくれたジャニーズの皆さん全員に心の底から『本当にありがとうございました』と伝えたいです。今後もきちんと自分の病気を克服するために、今までとは少しだけ環境を変えて、しっかりと自分のペースで治療を頑張ります。そして、応援してくださった皆さんにいつの日かまた再び笑顔を届けられるようにしっかりと人生を歩んでいきたいと思います。本当にありがとうございました」と締めくくった。

※高橋海人の「高」の正式表記ははしごだか

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