キラキラしている存在に―STU48キャプテン&副キャプテンが考える理想のアイドル像

瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、3月31日に結成5年目に突入する。キャプテン今村美月、副キャプテン福田朱里の対談後編では、4年間の軌跡や理想のアイドル像、お互いへの質問などについて語ってもらった。

「STU48」今村美月(左)と福田朱里【写真:山口正人】
「STU48」今村美月(左)と福田朱里【写真:山口正人】

【対談後編】今村美月と福田朱里が振り返るSTU48 4年間の軌跡

 瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」は、3月31日に結成5年目に突入する。キャプテン今村美月、副キャプテン福田朱里の対談後編では、4年間の軌跡や理想のアイドル像、お互いへの質問などについて語ってもらった。(取材・構成=小田智史)

――STU48は3月13日に4周年コンサートを行い、いよいよ5年目を迎えます。これまでの4年間で印象深かったことは?

今村美月(以下、今村)「(デビューシングル)『暗闇』発売日の2018年1月31日、地上波で1分間CMを流していただきました。瀬戸内7県をみんなで回って、私は広島のテレビ番組・ラジオ番組での宣伝を担当したんですが、事務所に帰ったタイミングでちょうどそのCMが流れたんです。自分たちの曲がテレビで流れるのも初めての経験だったし、CMを見たあとにスタッフさんたちが『おめでとう!』と言い合っていて。たくさんの方が携わってくださっているグループだなと改めて感じて、メンバーとして表に出させていただく以上は頑張ろうと心に決めた日でした」

福田朱里(以下、福田)「個人的には、(2017年に)初めてAKB48選抜総選挙にエントリーした時、300人を超える立候補メンバーがいるなかで、SHOWROOMイベントで(森)香穂ちゃん、はるるん(佐野遥)、私の3人がSTU48から上位16人に入れて、48グループは自分が頑張ればできないことはないんじゃないかなと1年目にして思いました。STU48のシングルのミュージックビデオ(MV)よりも先に、SHOWROOM選抜のMV(AKB48 49thシングル『#好きなんだ』収録の『プライベートサマー』)を撮影して、48グループの先輩としっかりお話しすることができて、私は本当に48グループに入ったんだと実感したのを覚えています。(元AKB48チーム8の)太田奈緒さんがやさしかったです」

2020年1月に今村(左)はキャプテン、福田は副キャプテンに就任【写真:(C)STU】
2020年1月に今村(左)はキャプテン、福田は副キャプテンに就任【写真:(C)STU】

――2020年1月、今村さんと福田さんはキャプテン、副キャプテンに就任しました。新型コロナウイルス禍でも、何かできることはないか、2人で話し合っていたそうですね。

福田「焼き鳥屋に行ったやつ?」

今村「あった!」

福田「メンバーと面談もしたね。みちゅ(今村)は普段あまり口には出さないけど、『もっとこうしたほうがいい』という考えを内に秘めてる。改善点を求められた時は意見をしっかり運営の人に伝えているから、いろいろ思ってるんだなと感じた」

今村「本当?」

福田「3~4年前から一緒にキャプテン、副キャプテンをやってきたような気持ち」

今村「ふくちゃん(福田)は企画力・発案力がすごいから、いつも頼ってる」

福田「お互い、感情的にはならないからいいよね(笑)」

今村「うん、冷静だと思う。相性抜群(笑)」

――外出自粛などでキャプテン・副キャプテンとしてSTU48を引っ張っていく場が限られた日々に、やはりもどかしさを感じていましたか?

今村「グループをまとめる機会があまりない反面、キャプテンと呼んでいただくことはあったりして、『本当に私がキャプテンでいいのかな』と自信をなくす日々でした」

福田「でも、みちゅはSTU48に入る前からアイドル活動は経験していて、48グループ以外のことも知っているし、歌も踊りもできる。あまりそう言われるのは好きじゃないかもしれないけど、オールマイティだからみちゅ以外に(キャプテンの)適任者がいないよ」

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