大みそかに、朝倉海の持つRIZINバンタム級タイトルに挑戦する“最強のメジャーリーガー”堀口恭司が20日午後9時過ぎから自身のYouTubeチャンネルで生配信を行い、ユーザーから書き込まれてくる質問に答えた。堀口としては昨年夏、朝倉にまさかの敗北を喫し、直後に膝の怪我で1年以上の長期欠場を余儀なくされたことから、今回の一戦はRIZIN史上最高のリベンジマッチとの呼び声も高い。果たして、決戦11日前の堀口から見えてくるものは――？。

　決戦に向け、10日に来日を果たした堀口は、20日に実施した生配信でユーザーからの質問に答え、「調子はいい。膝も痛いといえば痛いが、しょうがない。このくらいは余裕」とコメント。

　他にも次々と表示されるユーザーからの質問に解答していく。

　例えばユーザーからの「絶対勝てよ」との激励に「勝ちますよ、絶対に」と即答したかと思うと、「日本中を震え上がらせたい」とも発言。

「朝倉海をぶっ飛ばしてください」の声には「やったりますよ」と自信をのぞかせる。

「どこで練習しているのか？」に対しては「秘密にしときます」とニヤリ。

「(朝倉)海くんのこと尊敬していますか？」の問いに関しては「選手としてはいい選手だなと思いますよね」と返答しつつ、ユーザーから、堀口が入場時にステップを踏んで入ってくることを指摘され、「たらたら歩きたくない」と、大みそかもステップを踏んで入場すると話していた。

　また、今回は61キロ契約の試合になるが、現在の堀口は65～66キロで、まだ減量には入っていないことを明かす。

　さらに「減量後のリカバリー」について触れ、減量中の段階から何かを食べつつ、常に胃を動かしながら減量していると説明。

　堀口いわく、何も食べずに減量すると胃が固まってしまい、その後に食べたものを吸収してくれないためだという。

　そしてリカバリーでは焼肉を食べつつ、ご飯やスープ系を食べているとも話していた。

　ちなみに、来年2月28日に東京ドームでの開催を発表した「『MEGA2021』の相手候補は？」とのユーザーからの問いには、「年末に出たら膝(の調子)を見ながら様子見。そんな焦ることはないので今のところは出ようとは思っていない」と推移を見守る姿勢を表明。

　他には、今までお世話になってきたATT(アメリカン・トップ・チーム)からコーチの話があるので、恩返しの意味も含め、今後はその方向も示唆しつつ、その前に「来年は『ベラトール』(のバンタム級)」戦線を視野に入れながら、ゆくゆくはUFCへの再上陸も念頭に入れていることもほのめかしていた。　

　格闘技に関する主だった話はこのくらいだったかと思うが、意外だったのは、最近買ったものとして、エアガンや趣味の釣りで使う道具なども披露していたこと。

　また、今回の生配信で、好きな食べ物を「臭くない豚骨ラーメン、トンカツ、天ぷら」と答えた堀口は、「運動しているのでしょっぱいものやギトギトしているものが好きなんだと思う」と油っぽいものが好きなことを明かしながら、来日してから「すき家の牛丼」を食べ、「めちゃうめえな日本食」と、久々に食べた日本食の美味しさを再確認したことも明かしていた。