大仁田厚 7度引退7度復帰のワケ「ファイヤー(炎上)してなんぼだろ」
プロレスラーの大仁田厚(61)が7月13日に、東京・新木場で「大仁田厚デビュー45周年記念大会」を行う。平成元年にプロレス団体FMWを立ち上げた“涙のカリスマ”は、ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチなどを仕掛け、平成という時代を一気に駆け抜けた。7度の引退、7度目の復帰を果たした邪道は令和になった今、何を思うのか。聞いてみた。
邪道インタビュー(1)
プロレスラーの大仁田厚(61)が7月13日に、東京・新木場で「大仁田厚デビュー45周年記念大会」を行う。平成元年にプロレス団体FMWを立ち上げた“涙のカリスマ”は、ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチなどを仕掛け、平成という時代を一気に駆け抜けた。7度の引退、7度目の復帰を果たした邪道は令和になった今、何を思うのか。聞いてみた。
――7月13日はどんな試合になるのでしょうか。
「電流爆破でもやろうかなと思っている」
――令和になって、いきなりのファイヤーですね。でも、まだ発表されてないですが…。
「おう。書いていいよ。新木場は電流爆破エリアがあって、リング上ではできないわけよ。外にいかないといけない。コアなファンならポスターを見れば、電流爆破をやるって、わかるからな」
7・13新木場大会はいきなりの電流爆破じゃ
――パンフレットには『あの頃16歳だった…邪道魂、再始動。』とあります。どういう思いなのでしょうか。
「デビューしたのは16歳。あの時と思いは変わってないよ。ある種、原点に戻ろうかなと。ホリエモン(堀江貴文)とかも言っているように、好きなことはパワーも出るし、例え失敗しても、あきらめもつくじゃん。自分が好きなことをやっているわけだから」
――FMWを立ち上げたのは、ちょうど平成元年です。
「当時、全財産が5万円だった。六畳一間から立ち上げたが、なにしろ金がなかったね。逆に金がないほうがいいよ。夢を追い続けているほうが楽しい。金がなくて暖房器具が買えないから、冬は寒いし、新聞を体に巻いて、段ボールで囲って、そこで何度も寝たこともある。懐かしいよね。今、やれと言われたらできないけど」
――これで7度の引退、7度目の復帰です。
「批判もたくさんあるが、恥ずかしながらカムバックしました」
――引退しても、どうせ、また復帰するんだろ、という見方のファンもいます。
「見に来たくなきゃ、チケット買わなければいいだけの話。オレを苦しめたければ、チケットを買うなって。だけど、チケット売れてるんだよな」