石原さとみ、河合優実との初共演で驚き ハマり役ぶりに「国会議員になってほしい」…『ポリティカルパン』初回で自信を深めシーンとは

俳優の石原さとみが主演を務める、フジテレビ系連続ドラマ『ポリティカルパン』(水曜午後10時)が7日からスタートした。同作で“女ルパン”如月弥生を演じる石原と、大物政治家の娘・小早川雅を演じる河合優実は今回が初共演となる。2人はこのほど、取材に応じ、互いの印象や俳優として感じる相手の魅力、そして第1話で大きな見せ場となった“逃走シーン”について語った。

『ポリティカルパン』に出演する石原さとみ(左)、河合優実【写真:(C)フジテレビ】
『ポリティカルパン』に出演する石原さとみ(左)、河合優実【写真:(C)フジテレビ】

野木亜紀子脚本の魅力も明かす

 俳優の石原さとみが主演を務める、フジテレビ系連続ドラマ『ポリティカルパン』(水曜午後10時)が7日からスタートした。同作で“女ルパン”如月弥生を演じる石原と、大物政治家の娘・小早川雅を演じる河合優実は今回が初共演となる。2人はこのほど、取材に応じ、互いの印象や俳優として感じる相手の魅力、そして第1話で大きな見せ場となった“逃走シーン”について語った。

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 本作は、架空の国・ニッポニアを舞台に、使われ方が不透明な“ポリティカル・マネー=政治の金”に目をつけた史上最強の女ルパン・弥生が、政界に潜り込んでダークな政治の金を盗み出していく怪盗エンターテインメントだ。

 本作の脚本を手掛けるのは、野木亜紀子氏。石原とは『アンナチュラル』(2018年/TBS系)以来、8年ぶりのタッグとなる。野木脚本の魅力を聞くと、石原は「脚本の文字を見て、誰がしゃべっているのかが明確に分かります。あとは、句読点の位置が独特なんですよ」と特徴を挙げた。

「最初に読むと、『ここで点を打つ理由はなんだろう』と思います。監督とも『なんでですかね?』と話していて、実際に現場でリハーサルをすると『なるほど!』とその理由が分かるんですよ。『あたし』と『わたし』の違いや、点を打つところの息づかい、息を吸うところまでも、そのまま読めば感情が乗ってくると言いますか。本当に文字を生かしていて、野木さんの脚本は読みながらワクワクしますね」

 共演前、石原は河合について、作品で見せる姿から「物静かで、落ち着きのある大人っぽい方なんだろうな」と想像していたという。しかし、実際の印象は少し違った。

「人見知りもせず、明るくて、話しやすいです。博識で視座もとても高く、お話しをしていると勉強になりますし、ワクワクする会話ができる方だなと思いました。そういう意味ではギャップを感じましたね」

 一方の河合は、最初に会ったときから石原に「生きるエネルギーみたいなものがあふれている」と感じていたと明かし、「そのパワーを受け取れるんです。私は普段、人見知りすることもあるんですけど、さとみさんが楽しい現場にしてくださっているから、ずっとしゃべっちゃいます(笑)。手の届く範囲の人たちにもすごくいい影響を与えている方だなと思います」と尊敬のまな差しを向けた。

 人見知りという言葉に「そうなの? 意外」と驚く石原に、河合は「めちゃくちゃありますね」と笑った。インタビュー中も自然と会話が転がっていく2人の空気感からは、現場の雰囲気の良さがうかがえる。

互いに「すごい」と感じるところとは【写真:(C)フジテレビ】
互いに「すごい」と感じるところとは【写真:(C)フジテレビ】

互いを褒め合い「ついていきたくなる」「説得力が素晴らしいです」

 話題は、俳優として互いに「すごい」と感じるところへ。石原が真っ先に挙げたのは、河合の切り替えの早さだった。

「笑った後に集中するの、早いよね? 『ヤバい、笑っちゃう』と言いながら、ちゃんと笑わずに本番にいける。引っ張られる人もいるけど、それがなくて、スッてなるのが早い」

 一方、河合は石原の“すごさ”について、主演としての頼もしさを挙げた。

「自然と現場がついていきたくなるというか、周りの人が『この人の背中を見ていれば大丈夫だ』と思えるんです。『主演ってこういう力を持っているんだ』と実感しました」

 さらに、完成した映像を見て、その思いは強くなった。

「泥棒という設定をこんなにチャーミングにできるんだと驚きました。大胆で、ちょっとセクシーで、ファニーな雰囲気を纏う、フィクションのキャラクターとしての“女ルパン”をとても魅力的に成立させてくださっています。さとみさんが大泥棒である弥生をここまで振りきって演じてくださるからこそ、政治の話もがっつりできるんだとすごく感じました」

 第1話の放送中には、Xで「#ポリティカルパン」がトレンド1位を獲得するなど、早くも反響を呼んだ。弥生が雅に衆院選への立候補を促し、2人の物語が本格的に動き始める中、印象的だったのが、クラブを抜け出した2人が東京の夜を駆けるシーンだ。

「楽しかったね」と石原が振り返ると、河合も「楽しかったですね」とうなずく。スローモーションを用いたこのシーンについて、石原は「1枚のポストカードにしてもいいぐらい絵が上質で美しく、エモーショナルなシーンになっていました。あのシーンを撮って、このドラマにより一層ワクワクして、『絶対にいいものができていくんだろうな』と自信みたいなものが生まれました。背中を押されましたね」と作品への手応えを口にした。

 河合も、撮影時にモニターを見て「すごく興奮しました」と回想。そこには、初対面で石原からかけられた言葉も重なっていた。

「さとみさんが出演されていた舞台を見に行って、楽屋裏でごあいさつした時が初めてだったんです。その時に、今回のドラマの話になって、『シスターフッドのところを楽しみにしているから』と言ってくださって。それがずっと胸にあったので、走るところは、とにかく2人が輝いているように見えればいいなと思って演じていました」

 一方、石原は河合の芝居をこう評した。

「雅以外を演じている姿が想像できないぐらい、今は雅にしか見えないです。本当に国会議員になってほしい。もし出たら応援するし、私も遊説するよ、ウグイス嬢やりたいって思えるぐらいです」

 そう言って笑った石原。さらに、第1話を見た際の印象をこう明かす。

「『あ、この子、本当は政治家になりたかったんだな』と思ったんです。政治の世界で本当は生きたかったけど、ずっとくすぶっていたんだなって。そんな雅に目を付けた弥生、グッジョブだなと思います(笑)。話が進むと、雅はどんどん活躍していくのですが、応援したくなる気持ちや怖さ、複雑さみたいなものまで、雅を見ているだけで勝手に感じてしまいます。本当に雅がそこに存在しているかのように見えて、説得力が素晴らしいです」

 石原からの言葉に、「すごいうれしいです」と顔をほころばせた河合。取材中も、初共演とは思えないほど息の合ったやり取りが印象的だった。そんな2人の織りなすシスターフッドの物語が、視聴者の心を盗んでいきそうだ。

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