STU48、船上劇場での舞台公演で「みんなとの絆が深まった」 稽古中には涙するメンバーも

瀬戸内7県を中心に活動するアイドルグループ「STU48」が10日、STU48号船上劇場での舞台「Selfish amity’s」の初日公演を開催した。SEPT・杉浦タカオ氏によるプロデュースで、STU48にとって船上劇場公演は初の試みだ。

STU48号船上劇場での舞台「Selfish amity’s」の初日公演を行ったSTU48のメンバー【写真:(C)STU48】
STU48号船上劇場での舞台「Selfish amity’s」の初日公演を行ったSTU48のメンバー【写真:(C)STU48】

SEPT・杉浦タカオ氏によるプロデュース舞台「Selfish amity’s」

 瀬戸内7県を中心に活動するアイドルグループ「STU48」が10日、STU48号船上劇場での舞台「Selfish amity’s」の初日公演を開催した。SEPT・杉浦タカオ氏によるプロデュースで、STU48にとって船上劇場公演は初の試みだ。

 公演のタイトル「Selfish amity’s」は、「我がままな友情の意」の造語だ。公演初日は、STU48の1stシングル「暗闇」からスタート。曲が終わると、STU48キャプテンでもありこの舞台上でのリーダー・アン(今村美月)の「皆さん、ありがとうございました! これからも私たちの旅は続きます、だから応援よろしくお願いします!」で始まる。始まりなのに締めくくりのようなスタートで物語は始まる。やがて船は大きく揺れ事件は起こる。時間はタイムループしていく。

 皆の名前も分からなくなってしまうメンバーたち。新たに付けられた名前は数字にまつわる名前だ。必ずタイムループする時間は午後6時48分5秒。最後は「本当にありがとう。ここからもう1度スタートしよう。みんなで!」。一同が新しい時間を感じながらステージは暗転に。「船が最後にもう1度大切なことを教えてくれた。これから始まる新しいスタートみんなで作り上げていきましょう」の言葉とともに5thシングル「思い出せる恋をしよう」で舞台は幕を閉じた。

 物語は数字、時間、を通してメッセージを私たちに伝えてくれているように感じる。現在の私たちでありながら私たちではないだけど私たちを感じさせてくれる物語。STU48号がなかったら生まれなかった作品。稽古中には感情が入りすぎて涙するメンバーも。この公演が教えてくれるメッセージを感じながら演じるメンバーの成長にも注目だ。

 STU48を知らない人には歌もダンスも演技もできるメンバーがいることを伝えれる作品。STU48を応援している人には、メンバーと船との物語、来春役目を終えてしまう船への思いを感じながら見ることができる作品だ。今後はWキャストの2期研究生の舞台に加え、1期生、ドラフト3期生、2期研究生による混合の舞台も予定している。キャストが変われば、感じ方も変わる何度でも楽しめる作品に仕上がっている。

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