YOASOBIの世界観を映画化…木原瑠生&小野莉奈、中学からの同級生ikuraと共演「夢のよう」
若い世代に爆発的な人気を誇る、小説を音楽にするユニット「YOASOBI」の第4弾楽曲「たぶん」の原作小説を原案に映画化した「たぶん」(監督Yuki Saito)が13日、公開された。高校生、大学生、社会人の3組のカップルの別れをコロナ禍に重ねたオリジナル・ストーリー。軸となる「ササノとカノン」に出演した木原瑠生、小野莉奈が語り合った。
小野「たぶん」は「自分自身を救うためのキーワード」、映画「たぶん」13日公開
若い世代に爆発的な人気を誇る、小説を音楽にするユニット「YOASOBI」の第4弾楽曲「たぶん」の原作小説を原案に映画化した「たぶん」(監督Yuki Saito)が13日、公開された。高校生、大学生、社会人の3組のカップルの別れをコロナ禍に重ねたオリジナル・ストーリー。軸となる「ササノとカノン」に出演した木原瑠生、小野莉奈が語り合った。
――小説から音楽、さらには映画になるというユニークなプロジェクトですね。
木原「僕は『Love Harmony’s, Inc.』というコーラスグループで、『たぶん』をカバーすることが決まっていたので、普段から聴いているYOASOBIさんの楽曲で、お芝居も歌もできるのは、すごく楽しみだなと思っていました」
小野「YOASOBIのikuraちゃんとは中学3年生からの同級生で、私が女優になる前から本当に支えられてきました。ikuraちゃんのおかげで、女優になれたといってもいいくらい。『いつか共演できたらいいね』と何回も話してきたので、まさかこんなに早いタイミングで叶うなんて思ってもなかったです。本当に夢のようなお仕事でした」
――「たぶん」という楽曲はいかがですか。
小野「この仕事が決まる前から聴いていて、YOASOBIさんの曲の中でも好きな曲です。『たぶん』っていう世界観を崩さないように1つ1つ一生懸命に演じたいなって思いました」
――ササノ君は裕福な家庭で育った、少し世間を知らない男の子、カノンは少しお金で苦労したところもあって、現実をちゃんと見ている女の子ですね。それぞれの役柄、どんなふうに見ていましたか?
木原「ササノは言いたいことが言えないというか、ちょっと自信がない部分がある男。『たぶん』という言葉に感化された部分もあって、キャラクターが出来上がりました。等身大の自分でもあったかなと思います」
小野「カノンはとてもしっかりしていて、誰かに頼らず1人で生きていきたいという気持ちが強く、自分の夢も明確。だからこそ、自分とは違うササノ君を好きになってしまう気持ちも分かります。しっかりして欲しいっていう気持ちもあるけど、言えない。多分そこはちょっと不器用なんです。私も、人にこうしてほしいとか、ああして欲しいと強く言えるタイプではないので、共感できました」
――小野さんも等身大に近いのでしょうか。
小野「私自身はササノ寄りなんですよ。一生懸命なんだけど、ちょっと空回りしちゃう。私はカノンのようにしっかりしてないんですけど、不器用ながら、1人でちゃんと生きていきたいみたいな気持ちはあります」
――2人は初共演。互いの印象を教えてください。
木原「本人はササノ寄りと言っているんですけど、しっかりしている人だなと思いました。まっすぐ1個のものに集中して、お仕事ができる女優さんだなと思います」
小野「本番までに2回本読みをしました。最初はシーンやお互いのせりふ、気持ちを掘り下げながらでしたが、2回目の本読みでは違った演じ方で役についていろいろと考えてこられており、すごいなと感じたのを覚えています」