櫻坂46卒業から4か月…武元唯衣の描く“未来” ダンス、競馬、バラエティー「私にしかできない仕事を」
今年5月、約8年間在籍した櫻坂46を卒業し、新たな一歩を踏み出したタレントの武元唯衣(24)。7月に“再デビュー”を果たし、バラエティーや競馬など活動の幅を広げている。22日には神奈川・横浜ランドマークホールでファンミーティング「武元唯衣 RE:START 2026」を開催。公演直後の武元がインタビューに応じ、卒業後の心境やファンへの思い、これから目指す姿を明かした。

充電期間にはダンスの「武者修行」も
今年5月、約8年間在籍した櫻坂46を卒業し、新たな一歩を踏み出したタレントの武元唯衣(24)。7月に“再デビュー”を果たし、バラエティーや競馬など活動の幅を広げている。22日には神奈川・横浜ランドマークホールでファンミーティング「武元唯衣 RE:START 2026」を開催。公演直後の武元がインタビューに応じ、卒業後の心境やファンへの思い、これから目指す姿を明かした。(取材・文=猪俣創平)
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ファンの見送りを終えた武元が、再びステージに戻ってきた。「お待たせしてすみません!」と明るい声。1時間40分に及んだイベント直後だったが、そのままのチャーミングな笑顔で取材に応じた。
卒業後のファンミーティングは、今月12日の地元・滋賀に続いて2回目。「とにかくファンのみんなが温かくて、滋賀では涙が出てしまったんですね。今日はもう2回目なので慣れたかなと思ったんですけど、正直こらえるのに必死でした。やっぱり、みんなの顔を見ると安心して、もらい泣きしちゃうような気持ちにさせられました」と感謝した。
今年5月31日、約8年在籍したグループを卒業した。「私が今、新しい道をこんなにのびのびと堂々と歩けているのは、櫻坂をやり切ったという自分の自信があるからだと何度も思っています」と胸を張る。
「櫻坂として最後の1、2年ぐらいにやっていた活動を、アイドルじゃなくなってもそのままやりたいという願いがありました。バラエティーもパフォーマンスも、こうやってステージの上に立って皆さんと会うイベントを作ることも、一つずつやり続けていきたいと思っています。会える機会が少なくなったなとか、ちょっと離れちゃったなってみんなに思われないように、日々頑張っていきたいです」
7月6日には“再デビュー”を発表。SNSでは直筆文で「櫻坂46という場所で見つけた自分の生きがいと数々の経験から学び、培ってきた力をずっと大切にしながら生き続けるのが、今の自分の務めであり、目標です」と決意をつづった。その「生きがい」とは何なのか。尋ねると、「みんなに会えるこの時間です」と迷いなく返ってきた。
「『この仕事決まったよ』となって、毎回最初に頭に浮かぶのはファンの皆さんの姿です。グループ時代からのファンの方に喜んでもらえるかな、びっくりしてくれるかなという考えは、卒業しても変わらず、そこはすごく大事にしていきたいと思っています。こうして、また会いに来てもらえることが決して当たり前ではないですし、会いに来てもらえるかぎりは、その場所を作り続けるのが私の使命だと思っています」
卒業からわずか1か月余りでの再始動は自ら希望した。その間も「休んだ感覚は全然ないです」。帰省や家族旅行もしたというが、米国ではダンスの「武者修行」に励んだ。
「母と2人でニューヨークに行ったのですが、観光はほとんどしていません。滞在した4日間は、スタジオでジャズやヒップホップなどいろんなジャンルを1日2レッスン、3レッスンと受けました。その合間には本場ブロードウェイのミュージカルを見に行きましたね。特に『MJ マイケル・ジャクソン ミュージカル』が本当に素晴らしくて、感銘を受けました」
現在もジムでのトレーニングやボイストレーニングを継続している。この日のイベントでは、ダンスについて「必ず見れる日は来ると思っていてください」とファンに呼びかける場面もあった。
「これからは少人数で見せることにもフォーカスしていかないといけません。一人で踊ることになると、また全然違うものになるので、見せ方も勉強していかなきゃいけないと思います。ただ、集団で見せる振付にも何度も挑戦させてもらっていたので、そこにはまた挑戦したい思いもありますし、どちらも研究していきたいです」

古巣への“凱旋”野望も
武元といえば、テレビ朝日系『サクラミーツ』やテレビ東京系『そこ曲がったら、櫻坂?』など、バラエティー番組でも明るく親しみやすいキャラクターでも人気を集めた。今後、タレントとしてはどんな立ち位置を目指しているのだろうか。
「『サクラミーツ』もそうですけど、私はとてもテレビ朝日さんにお世話になっています。3、4年かけて育ててもらったと思っているので、まずはそこに恩返しができるようになりたいです。他の局でも、自分らしいバラエティーの出方を試行錯誤しながら、ビシバシ鍛えてもらいたいと思います(笑)。『くりぃむナンタラ』で有田(哲平)さんのアシスタントMCをやらせてもらった時に、一番鍛えてもらったと思うことが多かったので、そういうアシスタント的なところで頑張れるようになれたらいいのかな、と思ったりもします。すごい野望ですけどね(笑)」
さらに、「今までの卒業生がやっていなかったこととして、古巣にゲストとして戻りたいです(笑)。『サクラミーツ』とか、育ててもらった番組にゲストとして呼んでもらえるぐらい、卒業生としていい活躍ができたらうれしいですし、これも一つの目標にしたいです」と声を弾ませた。
最近では、競馬番組への出演など、競馬関連の仕事も増えている。祖父は元JRA調教師の湯窪幸雄さん。幼い頃から競走馬やホースマンを身近に感じて育った。
「今は予想のお仕事もあって、すごくありがたいですし、勉強になっています。でも、自分はホースマンの近くで育っていて、朝早くから馬のために頑張る皆さんを近くで見ていたので、その声や思いを届けられるように頑張りたいです。トレセンに行って取材をして、実際に調教されている方やジョッキーの方のお話を聞けるような仕事ができたら、家族への恩返しにもなるのかなと思います」
最後に、数年後にどんな武元唯衣になっていたいのか聞いた。
「今の事務所に入った時に、社長ともたくさん話したのですが、毎日私の活動を見てもらう中で、『この人はちゃんと武元唯衣にしかできない仕事をしているな』『武元唯衣らしい仕事をしているな』と思ってもらいたいです。いろいろなタレントさんがいらっしゃいますけど、競馬や滋賀、バラエティーと、私らしい、私にしかできない分野のもので攻めていきたいです!」
アイドルとして積み重ねた8年間を力に変え、次なるステージへ。武元の“RE:START”は、まだ始まったばかりだ。
□武元唯衣(たけもと・ゆい)2002年3月23日、滋賀県出身。2018年、欅坂46の2期生として加入。ダンスを得意とし、バラエティー番組でも活躍。23年からテレビ朝日系『サクラミーツ』にレギュラー出演した。26年5月13日に卒業セレモニーを実施し、同31日に卒業。7月6日、株式会社ザッキーファームへの所属を発表し、“再デビュー”を宣言した。祖父はJRA元調教師の湯窪幸雄さん。青山学院大卒。身長158.5センチ。
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