奔放で激しかった男性遍歴…それでも宇野千代を“朝ドラ”モデルにする理由 『ブラッサム』CP「生きることは面白いと言えるドラマを」
俳優の石橋静河が主人公・葉野珠を演じるNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(月~土曜午前8時)が28日にスタートする。作家・宇野千代をモデルとした物語。そもそもなぜ、今、宇野千代をモデルとした主人公を描くドラマなのか。村山峻平チーフ・プロデューサーが取材に応じ、理由を語ってくれた。

村山峻平チーフ・プロデューサーが語る宇野千代モデルのドラマ制作の背景
俳優の石橋静河が主人公・葉野珠を演じるNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(月~土曜午前8時)が28日にスタートする。作家・宇野千代をモデルとした物語。そもそもなぜ、今、宇野千代をモデルとした主人公を描くドラマなのか。村山峻平チーフ・プロデューサーが取材に応じ、理由を語ってくれた。
元日向坂46メンバーのクルマ愛「最初の一台は国産車」…夢のカーライフを告白(JAF Mate Onlineへ)
「自分を肯定し、自分を大切にすることが難しくなっている時代に、それでも自分を大切に生きていくことをきちんと描くドラマがあってもいいと思ったのが理由の一つです。なぜいまこのドラマかというと、『100歳ライフ』という言葉があり、100年生きることも多様性も当たりまえになりました。一人一人の人間がどうやって多様性を担保しつつ100歳まで生きていくのか。世の中で何の指針も示されていない時、98歳まで生きた宇野千代さんは大変な中でも最期まで咲き誇っていました。100年生きる大変さもありますが、その大変ささえも生きることは面白いと言えるドラマがあってもいいと思って企画しました」
宇野は自由奔放で男性遍歴も激しかったとされる。“朝ドラ”で描くのは難しいのではないかと思うが。
「宇野千代さんは自分の自伝的な作品はその時、自分がどうだったかをあまり言っていないんです。『生きて行く私』では85歳の宇野さんが、とても俯瞰的な視点で作品を書かれています。しかも小説にしているので、人にエネルギーを与えるために『平気ですよ』という形で書いています。でも絶対にそんなことはないです。そうしたそんなことはない部分が小説からは見えません。ヒリヒリしたリアリティーのある感情が全部ネグられています。でも、そこがドラマを作る一番の隙間だと考え、描きたいと思いました。85歳の俯瞰ではなく、一個ずつ積み上げて俯瞰になる道程の手前部分の感情のドラマを作りたい。それが制作意図です」
恋愛の部分はどうか?
「恋愛も一つの要素でしかなく、大きくは出会いと別れの話だと思っています。出会って別れ、葉野珠が何をこの時代に得たのか。何を獲得したらあの俯瞰にたどり着けるのか。あの加賀まりこさんに近づけるのか。それを丁寧に描くドラマだと思っています。その視点で見ていただけると、いい意味で宇野さんが残した作品とは全然、別軸の物語が見えてくると思います」
あなたの“気になる”を教えてください