市村正親、後輩・渡辺えりと50年越し初共演 “超ハード稽古”に「言わなきゃよかった」と苦笑い
俳優の市村正親と渡辺えりが8日、都内で行われたミュージカル『シークレットステージ』囲み取材に、中川晃教、影山優佳、東島京とともに出席。約50年越しの初共演を果たした2人が、作品作りやハードな稽古を振り返った。

「疲れる芝居がしたい」とリクエスト
俳優の市村正親と渡辺えりが8日、都内で行われたミュージカル『シークレットステージ』囲み取材に、中川晃教、影山優佳、東島京とともに出席。約50年越しの初共演を果たした2人が、作品作りやハードな稽古を振り返った。
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本作は、市村が主演を務め、渡辺が脚本・演出を手がける完全書き下ろしのオリジナルミュージカル。初日を目前に控えた劇場を舞台に、主演不在や相次ぐトラブルに見舞われる中、残された4人の俳優が20役を演じ分けることに。19世紀イギリスを描く劇中劇と、現代を生きる俳優たちの葛藤が絡み合いながら物語が展開される。市村が山田正男、中川が森山英一郎、影山が百合子、東島がパク・スビンを演じ、渡辺も岩崎直子役として出演する。
初日を翌日に控えた市村は「正直に言いますと、大変ドキドキしています」と心境を吐露。「なぜドキドキしているかというと、新作ですので、今まで見たことのないようなお芝居を作り上げてきたので、どういうふうに皆さんに見てもらえるのか、ドキドキしています」と期待と緊張を口にした。
市村と渡辺は舞台芸術学院時代からの先輩・後輩ながら、同舞台が初共演。約50年越しに一緒に作品を作った感想を問われた市村は「青春時代は池袋の舞芸(舞台芸術学院)で共に過ごした時期があったので、あの頃の精神に戻って、『あれもこれも』っていう感じで作ってきました」と回想した。
当時は「とても飢えてて、お金、金銭的な問題じゃなくて、精神的にも飢えてた時期でした」といい、「見るものに対する感動の仕方が似てるなって、この作品を読んで感じました」としみじみ。自身の歩みが作品にも反映されており、「結構、僕の人生、役者人生への当て書きも書いてきている気がします」と明かした。
一方、渡辺の演出による稽古は相当ハードだった様子で、「大変でした。本当にね、大変でした。それだけは言えます」と力を込めた市村は、その原因が自身にもあることを告白。「僕がね、『僕がもう弱っちゃうぐらいのものを書いて』って言っちゃったもんだからね。言わなきゃよかったなと思ったんだけども、言っちゃったもんだから(笑)」と振り返った。
すると渡辺は「『疲れる芝居がしたい』って言ったんですよ。自分はマゾだから」と市村からのリクエストだったことを暴露。これには市村も「ここまで来るとは思わなかった」とこぼし、「希望以上?」と尋ねられると「はい」と即答した。
そんな市村に、早くも第2弾があったら挑戦したいかとの質問も。市村は「2弾であろうが3弾であろうが、バンバン攻撃してもらってOKです」と意欲満々。「足腰が立つうちは。そのうち車いすでやるって」と続けると、渡辺も「車いすでね。それでもすぐ当て書きできますからね」と応じ、約50年越しに実現したコンビならではの掛け合いを繰り広げた。
ミュージカル『シークレットステージ』は、9日~24日(14・21日は休演日)まで東京建物 ぴあ シアターで上演。その後、大阪公演が10月2~5日、香川公演が10月9・10日、静岡公演が10月17・18日、宮城公演が10月24・25日、新潟公演が10月30・31日に行われる。
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