故郷・千葉県に1000万円寄付 海外生活34年…YOSHIKIの根底に流れる母国愛「いつか日本に帰りたい」
X JAPANのYOSHIKIは8月20日、千葉県を襲った記録的な大雨「令和8年8月千葉豪雨」により被害を受けた人々を支援するため、千葉県に1000万円を寄付した。30年以上にわたり米国・ロサンゼルスを拠点に世界で活動する一方、故郷・千葉への変わらぬ思いを持ち続けてきたYOSHIKI。故郷への思いや、海外生活の中で改めて感じる日本の魅力について聞いた。

「令和8年8月千葉豪雨」を受けて「何かできることはないか」と寄付
X JAPANのYOSHIKIは8月20日、千葉県を襲った記録的な大雨「令和8年8月千葉豪雨」により被害を受けた人々を支援するため、千葉県に1000万円を寄付した。30年以上にわたり米国・ロサンゼルスを拠点に世界で活動する一方、故郷・千葉への変わらぬ思いを持ち続けてきたYOSHIKI。故郷への思いや、海外生活の中で改めて感じる日本の魅力について聞いた。
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8月13日から14日にかけて千葉県を襲った記録的な大雨「令和8年8月千葉豪雨」。千葉県は甚大な被害を受け、今も困難な状況に置かれている被災者もいる。YOSHIKIは1日も早く支援を届けたいとの思いから今回、「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて千葉県に1000万円の寄付を行った。
故郷・千葉県への支援は今回が初めてではなく、2019年9月に台風15号により千葉県が甚大な被害を受けた際にも、「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて日本赤十字社に1000万円を寄付。その後、自ら被災地を訪れ、復旧支援のボランティア活動にも参加した。
また、今年7月29日には、熊本県で起きた地震の被災地を支援するため、自身が設立した米国の非営利団体を通じて日本赤十字社に1000万円を寄付したことを発表しており、フランス・スペイン山火事を含めると災害救援としての寄付額は約3000万円に上る。
YOSHIKIは「千葉はいつまでも大切な故郷です」としつつ、「日本で何かあると、行動せずにはいられません。千葉豪雨の時も、熊本地震の時も、自分は日本にはいなかったのですが、海外からでも何かできることはないかという思いで、支援させていただきました」と胸中を語った。
8月28日には、世界的ボーカリストのジョシュ・グローバンを迎えたニューシングル『Forever Love(Live)』の世界配信がスタートしたが、YOSHIKIが作詞・作曲し、X JAPANの楽曲として発表からちょうど30年が経過した名曲においても、故郷の思い出があるという。
「『Forever Love』は、千葉県館山市の防災行政無線チャイムになっています。4年前に母を亡くして、四十九日法要で(館山市に)行った時、午後5時から『Forever Love』が流れたんです。お寺にいたんですけど、『これはどこで流れているんだろう?』と思ったら、『そうか。これはこの街で流れているんだ』と気づいて、思わず涙が出てきてしまいましたね」

世界各国を飛び回り「なんとなく地球に住んでいる感覚」
1992年にロサンゼルスへ移住して以降、世界を飛び回って活動してきたYOSHIKI。海外生活が30年を超えるからこそ、改めて日本の素晴らしさを感じる瞬間があると話す。
「もちろん、アメリカやヨーロッパ、海外のどの国にもそれぞれの良さはあります。ただ、海外に出るまでは日本で育ってきたので、いろんな意味で、『日本はなんてすてきな国なんだ』と常に思っています。いつか海外での戦い・挑戦が終わったら、日本に帰りたいなと思いながらもう30年以上が経ってしまいました(笑)」
海を渡った当初は、「自分が通用しないと感じたら潔く(日本に)戻ってこよう」と考えていたという。もっとも、海外で“通用しない”と思ったことはないとも明かす。
「当時は英語もほぼしゃべれなかったですし、文化の違いもあっていろんなことを吸収しないといけなかった。ただ、学べるものは全て学ぼうと。その上で実力が伴わないんだったらと思ったんですが、なんか勝てない気がしなかったんです。勝ち負けではないんでしょうけど、『ここでは戦えない』という気がしないまま、すごくゆっくりなスピードで前に進んでいって、今も現在進行形で進んでいるという感じですね」
海外生活は34年。約20年前からは「夢を英語で見るようになった」とYOSHIKIは笑う。
「最近はアメリカだけでなく、ヨーロッパや東南アジア、(昨年には)サウジアラビアでもコンサートをしたりしたので、『なんとなく地球に住んでいる』という感覚です(笑)」
そんな中でも、YOSHIKIの根底には日本の存在が常にある。
□YOSHIKI(よしき)作詞家、作曲家、X JAPANのリーダーとしてピアノ、ドラムを担当。天皇陛下御即位十年記念式典の奉祝曲、愛知万博公式イメージソング、ハリウッド映画や米ゴールデングローブ賞の公式テーマソングを作曲するなど、世界を舞台に活躍している。マディソン・スクエア・ガーデン、ウェンブリー・アリーナ、カーネギーホールで公演を行い、アジア人として初めて音楽の3大殿堂を制覇した。また、2023年には、英ロイヤル・アルバート・ホール、米ドルビー・シアター、米カーネギーホールの3会場でコンサートを開催。日本人として初めて、歴史的3会場にてコンサートを行う偉業を成し遂げた。音楽活動以外にも、日本人男性として初めて「VOGUE JAPAN」の表紙を飾り、自身が立ち上げた着物ブランド「YOSHIKIMONO」や、ハイファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」のデザイナーなど、ファッションアイコンとしての顔も持ち、活動は多岐に渡る。また、米国“501(C)(3)” 非営利公益法人 Yoshiki Foundation Americaを設立し、長きに渡り慈善活動に力を入れている。2023年には日本人として初めてTCLチャイニーズ・シアターに手形・足形を刻印。2025年には米「TIME」誌の「世界で最も影響力のある100人(TIME100)」に日本人アーティストとして初めて選出された。
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