DA PUMP・ISSA「昔の俺、全然踊ってなかった(笑)」 30周年に向けたメモリアルツアーが開幕 4人時代の振付を6人で再構成
ボーカル&パフォーマンスグループ・DA PUMPが8日、埼玉・戸田市文化会館で「LIVE DA PUMP 2026 ROAD 2 DA 30th」の初日を迎えた。2027年6月11日にデビュー30周年を迎えることから、デビュー30周年に向けたメモリアルツアーが埼玉公演を皮切りに全9都市11公演で開催される。ツアータイトルにある「ROAD 2 DA 30th」には、アニバーサリーイヤー突入に向けたメンバーの熱意が込められている。

全9都市11公演の『ROAD 2 DA 30th』が埼玉公演からスタート
ボーカル&パフォーマンスグループ・DA PUMPが8日、埼玉・戸田市文化会館で「LIVE DA PUMP 2026 ROAD 2 DA 30th」の初日を迎えた。2027年6月11日にデビュー30周年を迎えることから、デビュー30周年に向けたメモリアルツアーが埼玉公演を皮切りに全9都市11公演で開催される。ツアータイトルにある「ROAD 2 DA 30th」には、アニバーサリーイヤー突入に向けたメンバーの熱意が込められている。(取材・文=コティマム)
ポルシェ、マクラーレン、ベントレー…昭和を代表するアイドルの華麗なる愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)
(以下、ライブの演出に関する記載があります)
DA PUMPは1997年6月11日、ISSAを含めた4人のメンバーでデビュー。現在はISSA、KIMI、U-YEAH、YORI、TOMO、KENZOの6人で活動中。今回は97年のデビューから2005年までにリリースした楽曲で本編ステージが構成された。
開演前から会場には“4人時代”の楽曲が流れ、満席の客席からは早くも手拍子が。会場の灯りが落ちると、待ち焦がれたファンから大歓声があがった。オープニングではDA PUMPの師匠であるm.c.A・Tが、シンセサイザーやエレクトロパーカッションで“90年代色”の強い音色を奏でる。80~90年代を代表する音楽サウンド「ニュー・ジャック・スウィング」や、「トーク・ボックス(エフェクターを使用し、声を機械的な楽器のような音に作り替える)」を思わせるストリート調のリズムとメロディーで、ファンもノリノリに。その音色に合わせて、ステージ中央から1本の道を進むように一列にDA PUMPが登場すると、割れんばかりの歓声が響いた。
白シャツにシルバーと黒のスーツで決めた6人は、アクロバティックなダンスやブレイクダンスを見せながら、00年の11枚目シングル『Com’on! Be My Girl!』を熱唱。激しいダンスでも息を切らすことなく、パワフルなISSAのボーカルが会場に響く。さらに98年の4枚目シングル『ごきげんだぜっ!~Nothing But Something~』ではシンクロダンスで会場を魅了。ISSA以外のメンバーがステージ最前列に腰かけると、一列目のファンと超至近距離でパフォーマンスを続けた。
ISSAは「皆さん盛りあがってますかー! 『LIVE DA PUMP 2026 ROAD 2 DA 30 th』へようこそー!」と呼びかけ、メンバー全員で「僕たちがDA PUMPでーす!」とあいさつ。 ISSAは高音で「声が高くて聞き取りづらい?」と声をかけると、急に低音の“イケボ”に声色を変え、「皆さんこんばんは! DA PUMPというグループに29年いさせていただいています。リーダーのISSAです、よろしくお願いします!」とファンを笑わせた。
オープニングで先頭に立って登場したKIMIはファンの歓声に、「いやー! ものすごかったっすねー!」と感心。「私トップバッターで歩くじゃないですか。皆さんの歓声、本当にありがたいんですけど……もう、うるさくて耳が痛い(笑)! (次の曲の)入りに行けるかなと(心配になって)、心の中で一瞬、『ちょっと静かにしろよ』って思っちゃいました(笑)」と笑いを誘うと、「でもそれぐらい、皆さんの出だしが最高のボルテージで、ありがとうございます!」と感謝した。ISSAが「今回はね、1997年から2005年までの曲を、なるべく時間の許す限りお届けしたいと思います」と伝えると、ファンは大喜びでさらに歓声が高まった。
この日披露した『Com’on! Be My Girl!』とデビュー曲『Feelin’ Good ~It’s PARADISE~』は、4人時代の振付を現メンバーで再構成。また『Angelize』では、02年開催のツアーで使用したイスを用いたステージを演出。『Back To Your Heart』では、00年開催の全国ツアーでのISSAのソロパートを再現した。さらにダンスコーナーで披露した05年発売の『Like This』は、リリース後にDA PUMPとしてツアーで披露するのは今回が初となる。この日は4人時代の楽曲を詰め込んだ本編16曲と、29枚目のシングルで大ヒット作の『U.S.A』や、4月にリリースした最新シングル『超超超!SUPER HAPPY feat. m.c.A・T』などを含めたアンコール4曲の、計20曲を大熱唱した。

擦り切れた昔のVHS映像を見て振りを再構成 U-YEAHはファン目線で「カッコよかったからやりたい」
今回のステージには、「05年までの4人時代をリスペクト」という思いが強くこめられている。ライブ前に行われた囲み取材でISSAは、4人時代の振りを6人版に再構成する難しさを「結構大変でした」と明かした。
「(4人時代の)振りを把握しているのは僕ぐらいしかいない。僕らのライブ映像は、今も昔も毎回スタッフが定点で撮っているんです。友だちや先輩に(昔の映像を)借りに行って、VHSからパソコンに落として、切り取った映像を見ました。昔の映像なので擦り切れている記録を見ながら、『あ、この振り、この時こうだった』みたいな、懐かしさやエモーショナルな部分がありました」
今と昔の振りの違いも感じたようだ。「昔のDA PUMPは、4人がマイクを持っていたので振り数が少なくて。それぞれマイクパフォーマンスをしながら振りをやることが多かった。(6人全員が)マイクを持たない今の僕らで(当時の振りを)見せるとなると、プラスアルファしていかないといけないものも多かったです」と語り、「昔の作り方と今では全然違うんだと思ったし、昔の俺、全然踊ってなかったな(笑)」と振り返った。
U-YEAHとKIMIは08年にDA PUMPに加入。U-YEAHは「僕は加入して18年ですが、その前まではDA PUMPの箱推しのガチファンをやっておりましたので……、ある意味僕も30周年なんですけど(笑)」と明かし、「僕ら的には、『見ていた側』(ファン目線)の、『ここがカッコよかったからやりたい』というのを今回のライブでやっています」と説明。「ファンからしたら『ここは絶対おいしいところ』『印象深いところ』『ここを絶対使いたい』みたいな部分は、本人たち(ISSA)では感じられないと思うので、『見ている側』の意見を今回のライブに反映できたことは、すごく良いポイントになっているんじゃないかな」と笑顔を見せた。
KIMIも、「僕らは、当時(4人時代のDA PUMPを)見ていた組(ファン)なので、(踊ってみて)『あ、実際はこっちの動きだったんだ』みたいな発見がありました」と、振り付けを再構成した感触を語り、「兄貴(ISSA)の長い歴史の一つの中に、僕らが18年分あって。この織り混ざった感じや、30周年に向かって走っている今の僕らが、すごくエモく感じるんですよね。僕らは完成形じゃないですけど、『ようやくDA PUMPになってきたかな』という感じはしますね」としみじみ。するとISSAがすぐさま「いやいや、お前らの方が(4人時代より)長いっちゅうの(笑)」と突っ込み、KIMIは「そうなんですよ。倍くらい長い(笑)。ようやく胸を張って、いろんな社長さんとの飲み会の場で『DA PUMPです』って言える(笑)」と喜んだ。
ISSAは30年を振り返り、「DA PUMPとしてずっと変わってないのが『ストリートダンス』。その中でも特に、ブレイクダンスやロックダンスなどの『オールドスクール』という分野があって、僕らは『オールドスクール』をベーシックに置いてきている。そこが一番『僕ららしさ』というか、昔のDA PUMPから今のDA PUMPまでずっとやり続けている部分です」とこだわりを説明。「もちろん新しいものも取り入れつつ、根っこの部分には(オールドスクールが)ある。今いるメンバーもみんなそういう“イズム”でやっているので、『俺たちらしさ』はそこにあるのかな」と語った。この日、会場には4人時代のメンバー・SINOBUからは祝い花が届いていた。
あなたの“気になる”を教えてください