SixTONES松村北斗、東野圭吾さん作品に感じた“救い”「人の心は100と0で白黒つけられない」

SixTONESの松村北斗が2日、都内で行われた映画『白鳥とコウモリ』(9月4日公開、岸善幸監督)のオープニングセレモニー&舞台あいさつに、今田美桜、柄本佑、前原滉、中村芝翫、井川遥、三浦友和、岸監督と共に登壇。7月23日に大腸がんのため68歳で亡くなった、同作の原作者・東野圭吾さんへの思いを明かした。

イベントに登壇したSixTONES・松村北斗【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇したSixTONES・松村北斗【写真:ENCOUNT編集部】

『白鳥とコウモリ』オープニングセレモニー&舞台あいさつ

 SixTONESの松村北斗が2日、都内で行われた映画『白鳥とコウモリ』(9月4日公開、岸善幸監督)のオープニングセレモニー&舞台あいさつに、今田美桜、柄本佑、前原滉、中村芝翫、井川遥、三浦友和、岸監督と共に登壇。7月23日に大腸がんのため68歳で亡くなった、同作の原作者・東野圭吾さんへの思いを明かした。

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 同作は、シリーズ累計発行部数185万部を突破した東野さんの同名小説を実写映画化。善良な弁護士・白石健介(中村)が刺殺され、倉木達郎(三浦)が犯行を自供したことから物語が動き出す。事件が解決したかに思われる中、互いの父の言動に違和感を抱いた容疑者の息子・倉木和真(松村)と被害者の娘・白石美令(今田)が手を組み、真相を追っていくストーリー。松村と今田がダブル主演を務めている。

 原作者の東野さんは、7月23日に大腸がんのため68歳で逝去。訃報は同月27日、所属事務所を通じて発表された。イベントの冒頭、司会を務めた日本テレビの川畑一志アナウンサーは「先月23日に、大変残念ながら原作の東野圭吾先生がご逝去されました。心より哀悼の意を表します。本日は制作者一同、先生への深い敬意と感謝を胸に、完成披露試写会をお届けしていきます」と追悼した。

 松村は「東野圭吾さんの作品は、いつも登場人物であるとか、読者の心に複雑な意味で深く寄り添う方だなという印象があります」と、その作風に言及。今回の作品についても「真実には白黒がつきますが、人の心は100と0で白黒をつけられないと感じていて。捉え方を押しつけたいわけではないですが、自分にとって救いだった」と受け止めた。続けて「複雑で深い意味での優しさ、愛というものを持って作品を描かれていたであろう東野さんの思いを受け取って、作品は完成しました」と力を込めた。

 その上で、「多くの人に届けるという仕事を任せていただいているので、思いを受け継ぎ、多くの方に届けていけたらと思っています」と決意。「少しでも力を貸してくださる方がいましたら、深く愛を描かれた作品を一緒に届けてくれたらと思います」と呼びかけた。

 松村と共に主演を務めた今田は、「この作品を通じて、東野先生が生み出された物語の中で、白石美令として過ごさせていただきました」としみじみ。「拭いきれない疑問を前に、さまざまな思いと葛藤しながらも、強く真実を追求する姿に私自身も心を動かされましたし、それを大切に演じさせていただきました」と撮影を振り返った。

 さらに、「東野先生の極上のミステリー、この『白鳥とコウモリ』の中に登場するみんなの人間模様が丁寧に描かれておりますので、ぜひ皆さんに最後まで見届けてほしいです」とアピール。「映画の出演者の1人として大切に届けてまいります。参加させていただけたことに、心から感謝いたします」と思いを寄せた。

 岸監督も「東野圭吾先生が先月23日に逝去されました。哀悼の意を表します」と追悼。「『白鳥とコウモリ』で描かれたテーマは、人間の複雑な感情だったり、生きることの悲しさだったり、生きるために必要な希望だったり、そういったことを描いた作品でした」と紹介した。東野作品の本質を「人間ドラマを描くこと」だと捉えて制作に臨んだといい、「ようやくお披露目できることをうれしく思っています。きっと東野先生にもこの作品を楽しんで見ていただければ、喜んでいただけると思います」と完成への感慨を口にした。

次のページへ (2/2) 【写真】アザーカット
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