THE SECOND王者・トット、優勝後は吉本の待遇に変化 「『ちゃんと育てるぞ』という感覚があります」

結成16年以上の漫才師たちがしのぎを削るお笑い賞レース『アサヒ ゴールド presents THE SECOND~漫才トーナメント~2026』で優勝を果たしたお笑いコンビ・トットが、全国6か所を巡る漫才全国ツアー『一路漫進(いちろまんしん)』を開催する。多田智佑と桑原雅人が吉本興業東京本社で行われた合同取材会に出席し、優勝後の変化、新たな目標を語った。

取材に応じたトットの多田智佑(左)と桑原雅人【写真:ENCOUNT編集部】
取材に応じたトットの多田智佑(左)と桑原雅人【写真:ENCOUNT編集部】

全国6か所を巡る漫才全国ツアー『一路漫進』を開催

 結成16年以上の漫才師たちがしのぎを削るお笑い賞レース『アサヒ ゴールド presents THE SECOND~漫才トーナメント~2026』で優勝を果たしたお笑いコンビ・トットが、全国6か所を巡る漫才全国ツアー『一路漫進(いちろまんしん)』を開催する。多田智佑と桑原雅人が吉本興業東京本社で行われた合同取材会に出席し、優勝後の変化、新たな目標を語った。


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 多田はチャンピオンとして臨むツアーが決まり、「緊張感は去年よりも大きく自分の中にある。来ていただいた方に、しっかり笑って帰っていただくのが一番大切なことなので、しっかり頑張るだけです」と意気込み。桑原は「今まではチャレンジというか、アピールしていくという思いが強かった。今は完全に見られ方が変わっていると思う。チャンピオンが羽ばたいて行かないとというプレッシャーがあるので、注目度が違うという覚悟はしています。今までは賞レースに向けたネタ作りをしてきた。M-1に勝つ。THE SECONDに勝つ。今はそこではなくなった。より自由に今までと違う漫才ができるので、楽しみでワクワクしています」と思いを伝えた。

 タイトルに込めた思いを聞くと、桑原が「今、いろんなお仕事をさせていただき改めて考えて、『ずっと漫才ロードを歩くぞ』という気持ちがあります。果てしなく長い道ではあると思うのですが、そこを突き進んでいく気持ちが強いです」と説明。多田も「まだまだ漫才師として上に行くために、上方漫才大賞の大賞も獲りたい。そんな思いも込めて、『一路漫進』と付けさせていただきました」と漫才道を極める姿勢だ。

 名古屋公演に笑い飯、岡山公演にミキ、北海道公演にゆにばーす、東京公演にかまいたち、沖縄公演にツートライブ、大阪公演に海原やすよ ともこ、各公演の豪華ゲストも決定。桑原は人選について、「チャンピオンになって思ったのですが、漫才師として上がっていかなければならない。格、ランクを考えた時に、今回、スーパー漫才師のみなさんをお呼びして、その人たちに並んでいく、追い越していくという気持ちがあります。なので、スーパー漫才師のみなさんを呼んでいます」と言及した。

『THE SECOND』優勝後の変化を語った【写真:ENCOUNT編集部】
『THE SECOND』優勝後の変化を語った【写真:ENCOUNT編集部】

優勝から2か月「全然違う戦いが広がっている」

 優勝から2か月が経ち、コンビの現在地を問うと、多田が「ようやくスタートラインに立てたじゃないけど、『NGK(なんばグランド花月)とかにも呼んでやってもいいか』くらいの感じ。だからこそ、もっと使ってもらえるように上に上がっていかないといけない」とコメント。桑原は「お笑い界の歴史に名を刻んだので、NGKの看板になりたい。チャンピオンになったので重圧はある。ここから看板になって吉本を背負う。とんでもない漫才師の話になった時に名前が出ていくような芸人になります」と誓った。

 メディア出演も急増し、桑原は「全然違う戦いが広がっている。40歳を超えて、こんなにチャレンジしたり、ワクワクした新しい仕事をさせてもらえるんだという喜びがあります。どこに行ってもホンマに1年目としてやらせてもらえる」と充実感をにじませる。多田がフジテレビ系『さんまのお笑い向上委員会』(土曜午後11時10分)の収録を振り返り、「物心ついた時からテレビで見ている(明石家)さんまさんが目を見て、『多田どうやねん?』と言ってくださって興奮しました。あの頃の感覚になる。芸人というより一人間として、テンションが上がりますよね」と喜びを語ると、桑原も「(今まで)テレビは見るものだった。『出るもんなんや!』って気づきました。めっちゃ人生変わりました」と大きくうなずいた。

「理想の漫才師像は?」という質問には、桑原が「お客さんに見られてうれしいと思っていただけて、同じネタなのに違うネタに見える。しかも2人が楽しんでいて毎回うけている状態が理想的です」と回答。多田は「舞台に出る前、本人たちがまだ現れていないのに、モニターに名前が出ただけで中川家さんとか、やすよ ともこさんとか盛り上がるんですよ。本人が出てきたら、さらに強い歓声が上がる。うらやましいし、ああいう風になりたいです。スターですね」と目標を明かした。

 優勝後は新幹線のグリーン車やタクシーでの移動も増えたという。吉本興業の待遇の変化に桑原は、「ものすごく今いい会社です。大事にしてもらっていて、『ちゃんと育てるぞ』という感覚があります」と感謝。劇場の出順にも変化があり、「出番が後ろになることが多い。吉本さんはけっこうリアルに順番を変えている。看板になる漫才師と期待している方は、どんどん後ろになっている。そこで僕は刺激になっています」とコメントした。

次のページへ (2/2) 【写真】取材会に登場したトットのアザーカット
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