日向坂46卒業から1年 富田鈴花、俳優として踏み出す第2章の決意「今の私は何にでもなれる」

元日向坂46で俳優の富田鈴花が、今月5日に都内で初のファンクラブ限定イベント「Suzuran Garden 2026 ~SUZUKA TOMITA FC EVENT~」を開催した。アイドル卒業から間もなく1年、26日には大阪公演を控える中で、スタートを切った第2章への思いを聞いた。

インタビューに応じた富田鈴花【写真:増田美咲】
インタビューに応じた富田鈴花【写真:増田美咲】

初のFC限定イベントは3部制で大盛況

 元日向坂46で俳優の富田鈴花が、今月5日に都内で初のファンクラブ限定イベント「Suzuran Garden 2026 ~SUZUKA TOMITA FC EVENT~」を開催した。アイドル卒業から間もなく1年、26日には大阪公演を控える中で、スタートを切った第2章への思いを聞いた。(取材・文=小田智史)

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――昨年8月に日向坂46を卒業し、今年4月に現在の事務所に所属するとともに、オフィシャルサイトとオフィシャルファンクラブをオープン。そして今回、初のファンクラブ限定イベント開催が実現しました。

「昨年8月に卒業して、長く期間が空いたにもかかわらず、たくさんの方に来ていただけてうれしかったです。チケットも決して安くはないですし、時間を作って予定を合わせるのも大変なことだと思っています。そのような中で、会いに来てくださる皆さんの行動力にすごく愛を感じて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

――東京公演は3部制で、1部は俳優・モデルの鈴木美羽さん、2部は元日向坂46でタレントの佐々木久美さん、3部は同じく元日向坂46でタレントの佐々木美玲さんをゲストに迎えました。

「プライベートでも仲の良い3人にお声がけさせていただきました。アウェーに感じることもなく、『イベントに出れてうれしかったよ』と言っていただけたり、自分には本当にすてきな同期、先輩、友達がいるなと実感しました」

――初のファンクラブイベントでこだわった点は。

「まず、サトミツさん(お笑いコンビ・どきどきキャンプの佐藤満春)にMCをやっていただきたいとお願いさせていただきました。あとは、ファンの方が参加できるものにしたくて、例えば壇上に来ていただいたり、企画もスタッフさんと一緒に考えました。客席後方から練り歩きでの登場も、ファンの方は喜んでくださるかなと思ったんですけど、より楽しんでいただきたい気持ちを込めてキックボードでの登場を提案しました」

俳優してのスタートを切った【写真:増田美咲】
俳優してのスタートを切った【写真:増田美咲】

アイドル時代と変わらないトライする姿

――日向坂46を卒業して間もなく1年、初のファンクラブイベントでファンの方と交流した感想は。

「初めて1日に3部やったんですけど、部によってファンの方の反応がそれぞれ違ったのが印象的でした。雰囲気が変わっていて気づかないぐらいのファンの方もいらっしゃって(笑)、『こんなに会っていなかったんだな』と改めて感じました。アイドルの頃は(握手会とかで)毎月のようにお会いできていましたから。こうやってファンの方と一緒に過ごしているんだな、歳を取っているんだなと思うと、アイドル出身の方で『何十年も前から応援しているファンの方が……』という話を聞いたりするので、私もそういう風になれたらうれしいなと思いました。皆さんの推しに対するパワー同様に、私も熱量を仕事に生かして結果でお返ししたいです」

――大人数のグループ活動から、ソロ活動の難しさを感じることはありますか。

「圧倒的に皆さんと会う回数が減ってしまうことは、ネガティブに捉えられがちだと思うんですけど、私はアイドル時代から自分が信じること、やりたいことにトライする姿を通して、元気とか『私も頑張ってみよう』と思う気持ちを渡せたらいいなと思っていたので、そこのスタンスは全く変わらないです。東京公演では、私が3年前に出演していたミュージカル(『ヴィンチェンツォ』)のDVDを見て好きになってくださった方がいらっしゃったので、こういう好きになっていただく形もあるんだなと。どんな場でも、誰かに見られているという気持ちを持ってやっていこうと改めて思いました」

――今月26日にはファンクラブイベントの大阪公演(1部ゲスト:潮紗理菜、2部・3部ゲスト:渡邉美穂)もあります。

「すごく仲のいい同期や先輩もゲストで来てくださるのと、東京公演を終えて、大阪の方のリアクションがすごく楽しみになりました(笑)」

――ファンクラブイベントでの今後の目標は。

「イベントを開催してファンの方にお会いできる機会を作ることもすごく大切だとは思いますが、私はそのイベントでどういう見せ方をするのかも、しっかりこだわっていきたいです。例えば歌だけのイベントをやったり、毎回特別感のあるものにしていきたい。皆さんがイベントを楽しみに期待してくださる気持ちと、私がイベントでやってみたいことがしっかり合わさった、楽しくて幸せで、すてきなイベントにしていくことを、これからも約束します!」

憧れの俳優についても語った【写真:増田美咲】
憧れの俳優についても語った【写真:増田美咲】

憧れの俳優は松たか子

――東京公演のトークでは、30歳ぐらいまでは俳優業に力を入れていきたいと話していました。

「まずは30歳までと言ったんですけど、30代からの方が輝ける役ももちろんあると思います。20代のうちにいろんなことを吸収して、いろんなお芝居ができる女優さんになりたいというのを30歳までの目標として立てています。そこから、女優業に対してどういうアプローチをしていったらもっと良くなるかをいろいろ考えながら、目標をしっかりと持ってやっていきたいです」

――憧れの俳優はいますか。

「松たか子さんが大好きで、松さんみたいに日常を描いたような映像の中に、自然と存在できる女優さんになりたいです。アイドルとして活動している時は、常にキラキラしていようという気持ちがあったんですけど、今は『どうナチュラルに生きられるか』を意識しています」

――アイドル時代、「アイドルは自分にとって天職」みたいな感覚はありましたか。

「うーん……、全然なかったかもしれません(笑)。卒業して思うのは、今の私は『何にでもなれる』な、と。アイドルは歌って踊ることが本業ですけど、そうではない部分の輝きをたくさん見つけて応援してくださっていた方もいらっしゃいました。私はまだ何者でもないし、何にでもまだなれるはずなので、すごく夢が広がります。もっとお芝居に対してどん欲にやっていきたいですし、今の時点で何か一つ突き詰めたいものを挙げるなら、やっぱりお芝居だと思います」

――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。

「今回、ファンクラブイベントで久々に皆さんとお会いして、こうして何気ない日常を過ごせている幸せを感じました。もちろん、ずっと同じ環境にはいられないとは思いますが、皆さんが心身ともに健康で、幸せでいることが私にとっては何よりも大事なことです。少しでも私の存在が皆さんの活力になるように、一緒に過ごせていければうれしいです!」

□富田鈴花(とみた・すずか)2001年1月18日、神奈川県生まれ。17年8月、けやき坂46(現・日向坂46)の2期生としてデビューを果たし、シングル表題曲での選抜入りは13回。大の車好きでも知られ、自身の名前の由来でもある「鈴鹿サーキット」でスーパーフォーミュラ最終戦の国歌独唱を務めるなど、モータースポーツ関連のイベント番組にも出演。今年5月上演の大竹しのぶ主演ミュージカル『GYPSY』では、主人公の次女・ジューン役で出演した。身長165.5センチ。血液型A。

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