資産300億・有名実業家が明かす極貧の幼少期 「空の給食袋を配られた」恥ずかしさと怒りを糧に
にしたんクリニックなどを運営するエクスコムグローバルの西村誠司社長が、21日放送の文化放送『生島ヒロシの日曜9時ですよ~』(日曜午前9時)に出演し、自身のルーツである「極貧の幼少期」と「命と向き合ったアルバイト時代」を赤裸々に語った。西村氏と同番組パーソナリティーの生島ヒロシは5月下旬、共通の知人を通して初対面して意気投合。急きょ、西村氏のゲスト出演が決まった。

『生島ヒロシの日曜9時ですよ~』にゲスト出演
にしたんクリニックなどを運営するエクスコムグローバルの西村誠司社長が、21日放送の文化放送『生島ヒロシの日曜9時ですよ~』(日曜午前9時)に出演し、自身のルーツである「極貧の幼少期」と「命と向き合ったアルバイト時代」を赤裸々に語った。西村氏と同番組パーソナリティーの生島ヒロシは5月下旬、共通の知人を通して初対面して意気投合。急きょ、西村氏のゲスト出演が決まった。
番組冒頭、生島は初めて東京・渋谷のエクスコムグローバル本社を訪問した際のエピソードを興奮気味に語った。
「社長と僕のLINEにつながって、『ここはこれで2階から上がっていただいて、17階でQRコードで』と細かく写真をその都度送ってくださったんです。あそこまで細かく、丁寧に案内をしてくださった社長さんは今までいないです。驚きました」
有名企業のトップ自らが来客のために道案内の写真を撮影し、LINEでナビゲートする。生島の「どっから(その気配りは)来たんですか?」という問いに対し、西村氏はさらりと答えた。
「自然とそんな感じなんですよね。結局、相手の立場に立った時に、相手が楽になるか、便利になるか。ビジネスのアイデアの源泉もそこじゃないですか」
圧倒的な知名度と個人資産300億円の財力を持ちながら、おごりのない丁寧な対応。その性質の根底には、幼少期の壮絶な「極貧体験」があった。
愛知・名古屋市生まれ。実家は小さな焼き鳥屋を営んでいたが、父親が病に倒れてからは過酷な生活が始まった。一家は生活保護を受け、自身は生活費を稼ぐために新聞配達を始めた。
「冬は寒かったですよ。1月、2月の雪の日も、自分の自転車のカゴに積もった雪を払うところからスタートして。帰ってきて二度寝して学校に行く。自分しか頼るものがないという感覚でした。欲しいものがあったら自分で稼いで買う。それを中学生の12、13歳から体を張って学んできました」
多感な時期ゆえの「恥ずかしさ」は常に付きまとった。中でも、西村氏の心に深く刻まれているのが「給食費」にまつわるエピソードだ。
ある日、クラスで西村氏だけが給食袋を配られなかった。理由は、西村氏の両親が給食費を払えなかったからだ。戸惑う西村少年に、母親は苦渋の決断を学校に伝えていた。
「母親が学校に連絡して、『うちの息子に、袋だけ空で出すから配ってほしい』とお願いしたんです。それが自分の中では余計に傷ついたというか、本当に恥ずかしくて……。でも、結局は空で出すことになったんですよね」
どん底からはい上がるため、西村氏は「稼ぐこと」に執念を燃やした。高校時代に日雇い労働を経験。私立大受験の選択肢はなく、自宅に一番近い公立の名古屋市立大に入学した。その後、一風変わったアルバイトに身を投じた。
「求人を見て『結婚式場のアルバイト』だと思って面接に行ったら、『うちは葬儀部だ』と言われて(笑)。でも、これも何かの縁だと思って始めました」
結果的に4年間で約800人もの遺体を見送った。身寄りのない孤独な葬儀から、数千人が参列する社葬まで、あらゆる「人生の終着点」を目の当たりにした。
「お葬式って生き返ることがないから、1回きりじゃないですか。いろんなセレモニーの中でも、人が亡くなった時のお葬式こそ、その人の人生の生きざまが表れるんです。赤ちゃんとして裸でギャーッと生まれてきたところは一緒なのに、何十年過ごして最後に死ぬ時、こんなに差がつくんだなと」
突然の事故で命を落とす人もいた。その理不尽さを前に、「人間なんて簡単に死んでしまう。だからこそ、自分の与えられた人生は一生懸命生き抜かなきゃいけない」と強く心に誓ったという。
かつて葬儀場で「死」と向き合っていた青年は今、不妊治療専門のにしたんARTクリニックを通じて「命を生み出す」事業を展開している。
「自分が死んだ時のイメージとして、会ったこともない方がお葬式に来てくれて、『西村社長のおかげで私は生まれました』『子どもが生まれました』と感謝の気持ちを持ってくれる。『そういう見ず知らずの人がお別れ会に来てくれないかな』なんて勝手なイメージを持っています」
番組の最後に、西村氏は自社の社員同士が結婚し、子どもを授かった際の微笑ましいエピソードを明かした。
「冗談半分で言うんです。『僕がこの会社を作ったから、その2人が入社して出会って子どもが生まれた。僕が起業してなかったら2人は出会ってないんだから、僕がいたから君は生まれたんだよ』って(笑)」
数々の修羅場をくぐり抜けてきた西村氏の言葉は、説得力を感じさせた。収録後、生島も「話し方もとても丁寧で、相手をおもんばかる方です」と実感を込めた。西村氏は、次回28日の放送にも登場する。
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